奈良時代の音楽劇
2018-03-15 14:00:38

1300年の時を超えて蘇る奈良時代の音楽劇「SUPER天平楽」

奈良時代の魅力を再現する音楽劇「SUPER天平楽」



2018年3月24日と25日の二日間、奈良県の平城宮跡歴史公園にて、音楽劇・散楽「SUPER天平楽」が開催されます。このイベントは、阿倍仲麻呂の遣唐1300年を記念するプロジェクトの集大成であり、奈良時代の文化や歴史をアクロバティックなパフォーマンスで表現します。

阿倍仲麻呂“遣唐”1300年プロジェクトの背景



このプロジェクトは、2017年に始まり、阿倍仲麻呂が唐へ渡った1300年を祝うために、多くのイベントが行われてきました。「オリジナル劇 阿倍仲麻呂伝 『天空の月』」や「音楽劇・散楽『唐と仲麻呂、惜別の宴』」など、多彩な文化プログラムが展開されており、最終的に「SUPER天平楽」での大規模な公演が行われるのです。この音楽劇は、奈良時代の色彩豊かな天平文化を再現することを目的としています。

音楽劇・散楽「SUPER天平楽」の魅力



音楽劇・散楽「SUPER天平楽」では、遣唐使として日本と唐の文化を結びつけた重要な三人、阿倍仲麻呂、吉備真備、粟田真人が主役となり、彼らの歴史的功績をテーマに描かれます。このパフォーマンスは、シルクロードの交差点であった平城京の国際的な雰囲気を再現することを目指しており、音楽、舞踊、アクロバット技術が融合したエンターテイメントが展開されます。

歴史の重みとアートの調和



阿倍仲麻呂は717年に唐に渡り、科挙に合格して官僚となりましたが、753年に帰国を決意したものの、その夢は叶わず再び唐へ戻ります。吉備真備も同じ時期にましたが、その学識は唐で評価されていました。彼らの活動が日本の発展に与えた影響は大きく、これらを音楽劇として形にすることで、観客に奈良時代の空気を肌で感じてもらうことができるのです。

「SUPER天平楽」のパフォーマンス



「SUPER天平楽」では、過去の「散楽」と呼ばれる芸能のスタイルを元に、火を吐く奇抜な芸や、アクロバティックな演出など、様々なパフォーマンスが繰り広げられます。また、韓国や中国の伝統的な舞踊も取り入れ、1300年前の天平文化をまざまざと再現します。何世代にも渡る文化の交流を、色とりどりの芸術で表現するこのイベントは、観客をタイムトラベルさせるでしょう。

イベントの詳細



  • - 実施日時: 2018年3月24日(土)・25日(日) 13:00~14:00
  • - 開催場所: 平城宮跡歴史公園「朱雀門ひろば」

「朱雀門ひろば」は、多くの人々が集い、奈良時代の人々が祝祭を楽しんだ歴史的な場所です。この特別な空間で、奈良の豊かな文化を体感することができます。イベントを通じて、当時の人々の思いに触れ、古都奈良の魅力を再発見する貴重な機会です。

アクセス情報



平城宮跡歴史公園へは、公共交通機関を利用することができるため、多くの方々にアクセスしやすい環境が整っています。観光スポットとしても有名なこの場所で、1300年前の歴史に思いを馳せる充実したひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
奈良県
住所
奈良県奈良市登大路町30
電話番号
0742-22-1101

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