日本と中国の高校生による国際交流プログラムの実施
2025年度、日本と中国の高校生を対象としたティーンエイジアンバサダープログラムが開催されることが発表されました。このプログラムには、日本から40名、中国から40名、合計80名の高校生が参加し、国際的な相互理解と友好を深めることを目的としています。いわゆる「小さな大使」となる彼らは、相手国の文化や伝統に触れながら、友情を育む貴重な機会を与えられます。
このプログラムは、1990年から始まり、これまでに累計で18ヶ国から2,601名が参加し、多くの感動的な交流が生まれてきました。高校生たちは、表敬訪問、交流活動、歴史や文化体験を通じて、単なる観光ではない、深い理解を得ることができるのです。
プログラムの概要
2024年7月14日から7月19日の間、中国から高校生40名が日本を訪れ、様々な交流活動を行います。プログラムの前半では、首相官邸や中華人民共和国駐日本国大使館を訪問し、公式な場での交流を図ります。その後、北海道、東京都、愛知県の各地域での表敬訪問や、地域の特色を生かした歴史や文化に触れる活動、日本の学校体験などが予定されています。
主な活動内容
- - 表敬訪問: 首相官邸や大使館
- - 地域訪問: 北海道、東京都、愛知県
- - 文化体験: 地域特有の「ものづくり」や「まちづくり」に関連した活動
参加高校
日本の高校生
- - 札幌日本大学中学校・高等学校(北海道)
- - 札幌開成中等教育学校(北海道)
- - 順天中学校・高等学校(東京都)
- - 名古屋大学教育学部附属中・高等学校(愛知県)
中国の高校生
- - 北京市第四中学
- - 北京市第八十中学
- - 湖南師範大学附属中学
- - 長沙市南雅中学
このプログラムによって、日本と中国の高校生の間に深い友情が結ばれ、未来になお平和の架け橋となることでしょう。特に注目されるのが、プログラムの最後に行われる岸田首相(当時)への記念品贈呈です。
イオンワンパーセントクラブの役割
このプログラムは公益財団法人イオンワンパーセントクラブの協力のもとに実施されます。同財団は「お客さまを原点に平和を追求し、地域社会に貢献する」という理念のもと、1990年に設立され、以来、子どもたちの健全な育成や友好親善、地域発展への貢献に力を注いできました。彼らの活動なしには、こうした国際的なプログラムは実現しなかったことでしょう。
さらに同財団は、環境や社会貢献活動にも取り組みながら、地域社会の未来を支える重要な役割を果たしています。プログラムが成功裏に終わることで、次世代を担う高校生たちが国際的な視野を広げ、未来の良きリーダーとなることが期待されます。