トランスコスモス、スマランに新拠点「CXスクエア セトス」を開設
新たなオペレーション拠点の設立
トランスコスモスは、インドネシアのスマラン市に戦略的な拠点「CXスクエア セトス」を新設しました。この拠点は、スマランタウンスクエアに位置し、質の高いカスタマーエクスペリエンス(CX)サービスを提供することを目的としています。この新拠点は、600席を備え、すでにある1,500席の「CXスクエア スマラン」に次ぐ2つ目の拠点となります。インドネシア全体では、ジャカルタ、スマラン、ジョグジャカルタを含む4カ所目のオフィスであり、同社の拡張が進んでいることを示しています。
高まるCXサービスへの期待
スマランはインフラが整備され、優れた人材が多くいる港湾都市であり、今後の成長に期待が高まっています。トランスコスモスはここで、最新技術と人の力を融合させながら、高品質のサービスを提供すべく企業努力を続けています。特に、2025年にはインドネシア進出から12年を迎えることから、さらなる先進技術の導入が期待されます。
RPAサービスの新導入
新たな拠点の設立に伴い、トランスコスモスではロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)サービスも開始します。このサービスは、データ入力や請求書処理、与信取引申請などの手作業を自動化し、業務の効率性を大幅に向上させます。RPA導入により、業務処理時間を短縮しつつ、精度の向上やコストの削減にも寄与する見込みです。例えば、与信取引の申請はこれまでの30分から5~6分に、給与処理も一週間から一日に短縮される可能性があります。
人材育成と地域貢献
トランスコスモスは、RPAなどの技術を通じて定型的な作業を自動化する一方で、人が戦略的で価値のある業務にフォーカスできる環境を構築します。これによって、地域社会への新たな雇用機会創出につながるとされています。特に中部ジャワにおいてデジタルエコシステムの成長を支援し、優秀な人材の育成に対しても力を入れていくことが期待されます。
地域に根ざした成長
トランスコスモスインドネシアのアーディ・スダルト副社長は、新拠点の開設に当たり、「スマランでの事業活動を強化することは、トランスコスモスがインドネシアとともに成長する意義を表しています。設立12周年を迎えるにあたり、技術と人が共に成長し、さらなる業務効率化、精度向上を目指していきたい」とのコメントを寄せています。
成長持続のための戦略
今後は、トランスコスモスは従来のコンタクトセンターサービスだけでなく、オムニチャネルCRM、チャットボット、AIボイスボット、コンテンツサービス、EC支援、さらにはRPAを統合したデジタルソリューションエコシステムを展開し、顧客企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するパートナーとしてその地位を確立していくでしょう。インドネシア市場での確固たる地位を築くため、引き続き成長を目指す姿勢で臨むとしています。
まとめ
トランスコスモスは、インドネシアにおけるデジタル業界での発展に寄与し続け、地域社会とのハーモニーを保ちながら、信頼されるサービスを提供していくことでしょう。これからも同社の動向から目が離せません。