シャトー・ド・ブルソー:伝説のシャンパーニュが登場
飲食店や酒販店向けの業務用ワイン仕入サイト「WINE PRO」にて、歴史を受け継ぐシャンパーニュ「シャトー・ド・ブルソー」の新しい取り扱いが始まりました。このシャンパーニュは、有名なシャンパーニュメゾン、ヴーヴ・クリコを創設したマダム・クリコによって設立されたもので、マルヌ地方で唯一の「シャトー元詰め」シャンパーニュとして知られています。
歴史深い背景
シャトー・ド・ブルソーは1843年に壮麗なブルソー城として建設され、マダム・クリコの孫娘マリー・クレメンティーヌの婚姻にあたる際にこの城が贈られて以来、政治家や文化人の交流の場として長い歴史を歩んできました。1927年にフリンギアン家がこの城とブドウ畑を取得し、ワインづくりを開始しました。現在も同家によって管理され、栽培から醸造、熟成、瓶詰め、ラベル貼付までのすべてがシャトー内で行われています。
サスティナブルな栽培
このシャトーのブドウ畑は、全体で13haにわたり、1つの石壁で囲まれたエリア、いわゆる“クロ”にあります。栽培されるブドウの品種は、ムニエ50%、ピノ・ノワール30%、シャルドネ20%の割合で、それぞれの特性を活かすように育てられています。さらに、HEVおよびVDCの二つの認証を受けたサスティナブル農法によって、厳選されたブドウが育成されています。これにより、土壌や気候の個性を反映させた高品質なシャンパーニュが生まれています。
代表的なキュヴェについて
「シャトー・ド・ブルソー」から提供される代表的なキュヴェは「ブリュット・トラディション」と「ロゼ・ド・セニエ」です。前者は、伝統的なバランスを重視したスタイルで、鮮やかさと軽やかさを追求しています。熟成期間は36か月以上と長く、独特のクリーミーなテクスチャーと滑らかな泡が魅力です。過去には名だたるワインコンペで金賞を受賞し、評価されてきました。
一方、「ロゼ・ド・セニエ」は、セニエ方式によって得られた華やかな色合いが特徴です。サクランボやラズベリーといったフルーティなアロマが香り立ち、赤系ベリーの瑞々しい風味が口の中で広がります。えも言われぬ余韻が特徴的で、甘さを残す仕上がりになっています。
文化的価値
シャトー・ド・ブルソーはその歴史的建造物の価値だけでなく、そのシャンパーニュ自体にも文化財としての重要性を持たせています。ボトルには、伝統と現代のバランスが見事に表現されており、飲む人に情緒的かつ品位ある体験をもたらします。このシャンパーニュを楽しむことで、マダム・クリコから受け継がれた素晴らしい歴史を感じることができるのです。
新たに追加された「シャトー・ド・ブルソー」の魅力を、あなたもぜひ体験してみてください。詳細はWINE PROの公式サイトをご覧ください。
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