新たな防災訓練ツール「地震・津波臨場体験VR」
能美防災株式会社が、2025年8月1日に最新のVRコンテンツ「地震・津波臨場体験VR~命をつなぐ選択~」をリリースします。この新作は、過去に登場した「火災臨場体験VR~混乱のオフィス~」の続編として展開され、ユーザーにリアルな災害の体験を提供することを目的としています。これにより、防災意識を高め、命を守る行動を身につける手助けを行います。
VRコンテンツは、石川県金沢市の株式会社グランゼーラと共同開発されました。体験者は、全15のシーンの中から選んだ5または3シーンをプレイし、各シーンで必要な行動と対策について確認されます。また、プレイ終了後には、防災スキルに関する判定も行われます。これにより、参加者は自らの防災力を客観的に見つめ直すことができます。
体験内容についての詳細
このVR体験では、5つの主要なシーンが展開されます。まず、プレイヤーは震度6強の前震が発生した状況からスタートします。オフィスで勤務中に突如として地震が襲い、プレイヤーは応急手当や火災、さらには津波などのリアルな状況に直面します。具体的には、次のような流れで進行します。
1.
震度6強の前震(11:22発生)
オフィスの中で地震に襲われます。プレイヤーはけが人の応急手当や、オフィス家具の転倒を体験し、適切な対策が行われているかを判断する必要があります。
2.
火災発生(11:34発生)
地震の揺れが収まった後、給湯室の煙と非常ベルが鳴り響きます。ここでは消火器の使用方法や避難介助を体験し、適切な行動が求められます。
3.
震度7の本震発生(11:51発生)
再び大きな揺れが襲います。心肺蘇生やAEDの使用を通じて、緊急時の対応スキルを試されます。
4.
大津波襲来(12:17発生)
津波警報が鳴る中、避難行動を選択します。適切な判断が生死を分けることとなります。
5.
ビルの屋上に避難(12:40発生)
津波から逃れたプレイヤーは、車の屋上で救助を待ちながら情報の確保や家族との連絡を試みます。
この体験を通じて、プレイヤーは自身が直面するかもしれない災害の状況を仮想で体感し、その中でどう行動するかを学ぶことができます。
体験後のパフォーマンス評価
体験終了後には、防災力のレベル判定が行われ、参加者は自らの行動や選択を振り返ることができる仕組みも整えています。これにより、単なる体験に終わらず、実際の災害時に役立つ知識とスキルを身につけることに繋がります。
VRキットレンタルサービス
このコンテンツは、専用のVRキットをレンタルする形で提供されます。例えば、2日間プランは120,000円、1カ月プランは220,000円など、お手頃な料金で体験可能です。詳細は「XRプラス」の専用ECサイトで確認できます。
お問い合わせ情報
VR体験は自learningと実践の重要性を教えてくれます。興味がある方はぜひ、「能美防災株式会社」を訪れ、災害への備えを強化しましょう。会社概要やサービス詳細は、公式ウェブサイトをチェックしてください。