奈良市で開幕！次世代の起業家育成プログラム『NARA STAR PROJECT』第9期スタート

奈良市で新たな起業家の芽を育む『NARA STAR PROJECT』第9期スタート

2025年9月3日、奈良県コンベンションセンターで行われた『NARA STAR PROJECT』第9期のキックオフイベントが、地域の起業家や経営者に向けて新たなスタートを切りました。このプログラムは、成長志向を持つ人々をサポートし、地域の産業創出と経済活性化を促進することを目的としています。

プログラムの特徴

この育成プログラムは、これまでに43名の修了生を輩出しており、参加者は地域経済の発展に寄与する可能性を秘めています。第9期では、特に女性起業家の参加が昨年度の約2倍に増え、応募者の半数を占めました。これにより、多様な視点やアイデアが集まり、プログラムの幅がさらに広がることが期待されています。

選ばれたメンバー

9期生として選出されたのは、以下の6名です。

- 斎藤未来氏（Tea Lab代表）: 奈良市で抹茶ラテ専門店「MATCHA NARA」を運営。抹茶文化の普及に寄与。
- 寺沢悠氏（株式会社HRlink代表取締役）: 中小企業向けに人事制度構築や人材育成の支援を実施。
- 舟津多加史氏（株式会社まほろばエンターテインメント代表取締役）: アニメやゲームを通じて地域課題を解決。
- 南浦湧弥氏（奈良産業株式会社工場長）: 皮革製造業に携わり、鹿革の魅力を広める仕事を行う。
- 吉田愛美氏（株式会社やまと承継代表取締役）: DXを活用した中小企業支援に注力。

キックオフイベントの内容

当日は、奈良市長とEO Osaka会長の挨拶に始まり、プログラム全体の説明とメンタリング制度の紹介がありました。午後には先輩経営者との1対1トレーニングが行われ、経営に関する悩みをシェアするフォーラムも実施されました。このような交流を通じて、参加者は多くの学びを得ることができました。

メンター制度

このプログラムの特徴的な部分は、メンター・メンティ制度です。先輩経営者が後輩に対して知見を届け、実践的なフィードバックを行います。この1対1の関係は、参加者にとって心強い支援となり、事業の次なる一歩へと導いてくれます。

EO Osakaの役割

プログラムは、国際的な起業家・経営者組織であるEO Osakaによって運営されています。関西を中心に活動する130名以上の先進的なベンチャーマインドを持つ起業家たちは、グローバルな経済動向を踏まえて、地域の未来を切り拓く役割を果たしています。

今後の展望

2026年3月19日には、参加者が得た学びを発表するイベントが開催される予定です。この場には金融機関やベンチャーキャピタルも招待され、起業家たちは自身のビジョンを広く発信する機会を得ることになります。

これまでの参加者からはプログラムを受講することで人生や事業が変化したという声も聞かれています。「10年先の未来が変わった」という参加者もおり、NARA STAR PROJECTは単なる事業加速だけでなく、経営者の思考や行動を再構築する場としての役割も果たしています。

このように、『NARA STAR PROJECT』は地域の起業家や経営者にとって、成長を促す重要なプログラムとなっています。参加者はこのチャンスを最大限に活用し、奈良とその周辺地域の未来を切り拓いていくことでしょう。