ファミリーネット・ジャパンの通信機器固定金具
株式会社ファミリーネット・ジャパン(FNJ)が、そのオリジナルの通信機器固定金具の累計販売数が30万セットを超えたことを発表しました。この固定金具は2017年度から販売が開始されており、これまで多くの現場でのニーズに応えてきました。本製品の開発背景や特長、今後の展望について探ります。
従来品の課題
従来、通信機器を木板などに固定するための金具はいくつか存在していましたが、それにはいくつかの課題がありました。特に、金具の固定箇所が1か所のみであるため、壁に固定する際の安定性や耐荷重性に問題がありました。
さらに、各メーカーによって通信機器のサイズにばらつきがあり、1Uや2Uなどの規格に依存した金具では対応しきれない事例も多発していました。設置や調整、さらには交換の際には必ずドライバーなどの工具が必要という点も、作業の面で手間を増やしていました。
開発の経緯
こうした問題を解決するため、FNJは独自に設計した新しい固定金具を開発しました。この製品は、安定性を向上させるために金具の木板固定部分を2か所に増やし、壁面においても強固な固定ができるように配慮されています。これにより、耐荷重性を大きく改善することができました。
自由度と作業性の向上
本製品は、さらなる利便性として多様なサイズの機器に対応できるよう余裕のある高さ設計がなされており、一般的なハブやルーター、スイッチなども取り扱えるようになっています。また、設置時の調整や器機の交換においても工具不要となり、作業性を大幅に向上させました。これにより、現場での負担が減り、素早い対応が可能になったとのことです。
コスト面でも優れた選択肢
加えて、FNJはこの固定金具を高品質を保ちながらも市場でお手頃な価格で提供することに成功しました。この点が、多くの販売店や工事店での好評を得る要因となっています。
今後の展望
FNJは引き続き、現場のニーズに応える製品開発に努めていくことを約束しています。顧客へのサービス向上を最優先に、革新的な製品ライナップを拡充し、さらなる成長を目指していくという姿勢を貫く方針です。
次回の製品展開にも、業界の期待が高まることでしょう。これからのファミリーネット・ジャパンの動向に注目です。
お問い合わせ
製品に関する詳細な情報や注文については、ファミリーネット・ジャパンのCXエンジニアリング部 企画推進センターまでお問い合わせください。