テクダイヤ株式会社が誇る新技術
東京都港区を本社に持つテクダイヤ株式会社は、最新のディスペンサーノズル「ピンポイントノズル」を開発しました。この新製品は、高集積化が進む半導体デバイス製造に特化しており、その仕様は業界の求める厳しい基準を満たしています。
ピンポイントノズルの特徴
新たに開発された「ピンポイントノズル」は、特に半導体製造における狭小・深部エリアに対応するための設計がなされています。先端の外径は従来の0.25mmから0.14mmにまで小径化されており、内径も0.1mmという微細なサイズに仕上げられました。このサイズの最適化により、高集積化された半導体の狭い隙間にもしっかりとアクセスできるようになっています。
さらに、ノズルの先端は出力精度を高めるために、従来の長さ1mmから2mmへと倍増しました。これにより部品間や複雑な形状のパーツにも確実に塗布が行えるようになり、性能の向上が期待できます。
先進の加工技術
このピンポイントノズルの開発には、精密機械加工技術、薄肉加工技術、そして微細穴あけ技術といった、高度な技術が必要です。テクダイヤは長年にわたり顧客のニーズに応じたディスペンサーノズルを提供してきた実績があり、その経験を活かしてこの最先端のノズルを設計しました。特に、当社の独自技術によって実現された一体加工は、圧入による従来型の塗布方法と比較して、さらに高い精度を誇ります。
技術革新は続く
テクダイヤは、ピンポイントノズルの開発を通じて、将来的にはもっと多様なニーズに応える製品を市場に提供していく意欲を示しています。「顧客に満足してもらうために、自らの技術を常に進化させ続けることが重要」との姿勢は、業界内でのさらなる競争力を高めるでしょう。
テクダイヤの概要
テクダイヤ株式会社は1976年に設立されて以来、精密機械加工を中心に、さまざまなテクノロジーを駆使して電子部品の製造・販売を行っています。グローバルな展開を見せる同社は、今では海外6か国にオフィスを持ち、フィリピンには製造拠点も設置しています。また、主力製品のディスペンサーノズルは、世界の大手スマートフォンメーカーからも高い評価を受けており、広範なシェアを獲得しています。
最近話題の「3Dプリンター用精密ノズル“kaika”」も、テクダイヤの技術の結晶であり、生産現場だけでなく医療や航空、さらには自動車産業においても高いパフォーマンスを発揮しています。
今後もテクダイヤは、技術力を元に社会に役立つ製品の開発に挑むことでしょう。