「STOP!ヒートショック」活動開始、快適な住環境の重要性を啓発

「STOP!ヒートショック」プロジェクトがシーズン活動開始

毎年多くの事故を引き起こすヒートショック。今年も「STOP!ヒートショック®」プロジェクトが活動を本格化しました。ヒートショックとは、温度差が体に与える影響によって引き起こされるショックで、特に寒い部屋から暖かいお風呂に入るときなどにリスクが高まります。このプロジェクトは、正しい知識を広め、一人でも多くの人がヒートショックの危険を回避できるよう取り組む社会貢献型の活動です。

2025-26シーズンの目標

活動期間は2025年10月1日から2026年2月28日まで。これまでの活動により、ヒートショックの認知度は約90%に達していますが、実施率は約60%とまだまだ改善の余地があります。今年度の活動では、さらに多くの人に啓発を促すべく、実行しやすい情報提供に力を入れていきます。

主な取り組み内容

1. 住環境と健康に関する情報提供
ヒートショック対策には快適な住環境が欠かせません。そこで、住環境の改善に興味を持ち始めた方々向けに、新しい情報提供ページを開設しました。このページでは、各自治体の補助金情報やリフォームに関する役立つ情報を集めています。

2. 企業が連携した全体的な取り組み
プロジェクトの支援を受け、協賛企業や団体が協力し、さまざまなメディアやイベントを通じてヒートショックについての情報を発信します。これにより、協力者が活動しやすい環境を整え、より多くの人々に啓発を広げます。

3. 自治体との連携強化
各自治体の課題も共有し、それに基づく活動を行います。医療分野と住環境からの専門家コラムなども制作し、わかりやすい内容で発信することで、参加者の関心を高めます。

4. 世代を超えた広がり
ヒートショックは高齢者だけでなく、全ての世代に起こりうる問題です。これに対し、幅広い年齢層へ情報を届けることが重要です。特に、高齢者の子供世代が協力者である場合も多いことから、SNS等を利用して効果的に情報を発信します。

プロジェクトのキャラクターたち

プロジェクトはアンバサダーとして、カワウソのプカ太郎くんや、ゆずおねえさん、あひるのぽっかさんたちを迎え、親しみやすい形での発信を行います。これにより、ヒートショック対策への関心をさらに高められるよう努めていきます。

ヒートショックとは？

ヒートショックは、暖かい部屋から寒い部屋への移動によって引き起こされる体へのショックです。近年、入浴中の事故での死亡者数は増加傾向にあり、交通事故による死亡者数を上回るケースも報告されています。特に高齢者にとって、血圧が急変することが多いため、入浴時には注意が必要です。実際、ヒートショックについての認知は進んでいるものの、実施率は十分とは言えません。

この「STOP!ヒートショック」プロジェクトは、安心で健康的な生活を送るために、住環境を整え、ヒートショックを未然に防ぐための具体的な行動を促進します。多くの人々の生活に貢献できることを目指して、引き続き努力していきます。