データセンター開発の新展開
2026-08-07 11:47:25

アジア太平洋地域のデータセンター開発が過去最高を更新!新たな成長の波

アジア太平洋地域のデータセンター開発が過去最高の成長を記録



クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドが発表した最新レポートによると、アジア太平洋地域(APAC)のデータセンター開発パイプラインが2026年上半期に過去最高の26.5GWに到達しました。これはハイパースケーラーやクラウドプロバイダー、AIプラットフォーム各社がインフラ投資を一気に加速させたことによるもので、わずか6か月間で7.1GWの新たな開発容量が加わりました。これまで以上に急速に進化するデジタルインフラへの需要をサポートするために、大規模な新規供給が市場へ供給される能力が証明されました。

東南アジアの位置づけ



特に注目すべきは、東南アジアが建設中のデータセンター容量の約50%を占めている点です。マレーシアが1,039MWの建設中容量で首位を維持し、続いてタイが859MWとなっています。政府の支援策とデジタルインフラへの投資が相まって、この地域がデータセンター市場の主要な成長エンジンとなっています。ジョホールやバンコクの市場は、特に成長が顕著であり、ジョホールの建設中容量は602MWに倍増し、バンコクも859MWに達しています。

市場の動向と課題



2026年上半期のデータセンター市場は、コロケーション市場の空室率が10%を切る10.3%に低下するなど、堅調なテナント需要を表しています。アジア太平洋地域データセンターグループのアンドリュー・グリーンは、電力供給の制約が存在する中で、次世代AIワークロードを支えるための電力インフラ確保が最大の課題であると指摘しています。また、地域全体で新しい成長回廊が形成されており、従来のデータセンターハブ以外への投資が加速しています。

新たな開発戦略



APAC地域では開発戦略の進化も見られます。インフラ要件の高度化に伴い、開発事業者は導入スピードや運営効率、持続可能性、長期的な拡張性に重点を置くようになりました。特にモジュール型建設手法や先進的な冷却技術の導入が進んでおり、限られたインフラ資源を最大限に活用し、導入期間を短縮する取り組みがなされています。

今後の展望



最新のデータセンター市場成熟度指数では、APAC地域が規模と高度化の両面で進展していることが示されています。特にジョホールは4GWを超える稼働容量を持ち、地域最大の市場としての地位を維持しています。今後、オーストラリア、インド、日本、マレーシアでは2028年までにさらなる成長が予想されており、デジタル経済を支える地盤が固まってきています。

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドのグリーンは、次の成長の波が、電力供給能力や長期的なインフラ整備能力を持つ市場で生まれることを強調しています。従来のデータセンターハブは依然として重要である一方、APAC地域全体のデジタルインフラの成熟度が高まる中で、新たな市場が注目を集めることになるでしょう。これらの動向は、今後のデータセンター投資の行方を大きく左右するものとなりそうです。

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