伝創研が新サービスを開始
伝創研は、伝統産業事業者向けの新たな支援サービスをスタートしました。このサービスでは、特に経営のモダナイゼーションと海外向けサポートに注力し、伝統産業の持続可能な発展を促進します。
経営のモダナイゼーションとIT化への挑戦
伝統産業の多くは、従来のアナログ手法や属人制に依存しているため、時代の変化に対応しきれないことが課題となっていました。今後の持続可能な運営に向けて、IT化やデジタルトランスフォーメーション(DX)は避けて通れない道です。多くの事業者がこの変化を求めつつも、予算の制約や具体的な進め方に迷い、実行に移せずにいるのが現状です。
そこで、伝創研は伝統産業への長年の支援経験を基に、限られた予算でも取り組みやすい IT環境の整備やDX化を提案します。これにより、伝統産業がAIやIoTを活用し、効率的な運営が可能になることを目指します。
海外市場への展開を支援
近年、日本の伝統文化が海外からも高い評価を得るようになり、多くの外国人が興味を抱いています。特にインバウンド需要が急激に増加しており、2024年の観光庁の白書によると、訪日外国人旅行消費額は過去10年で最高水準に達しています。
このような環境のもと、外国人向けの伝統産業のプロモーションやサービス提供は必要不可欠となります。多言語対応、企画内容の多様化、さらにはそれに見合ったスタッフの育成も重要な課題です。
伝創研は過去の経験を活かし、費用対効果の高い形で、インバウンドおよび海外進出を促進するサポートを行っていきます。
実践的な支援の場
現在、伝創研が支援する事業者10社による「KIMONOの森2024オンライン展示会」を開催中です。このイベントでは、メタバース空間を利用した展示会が実施され、直接的に事業者の取り組みを見学できます。この機会に多くの方々に参加していただき、実際に体験しながら、伝統産業の新しい方向性を感じていただきたいと思います。
- - イベント名称: KIMONOの森2024オンライン展示会
- - 開催期間: 2024年7月24日(水)〜 7月30日(火)
- - 開催場所: オンライン
- - 参加費: 無料(事前の登録が必要です)
詳細情報は公式サイト(
https://kimono.mpuf.org/2024)に掲載されていますので、ぜひご確認ください。
伝創研の概要
伝創研は、伝統産業に従事する組織や個人の経営支援、資金調達、海外展開など幅広いサポートを行っています。設立は2023年8月、澤田麻希を代表とし、東京都小平市に本社を構えています。
今後も、伝統産業の発展と次世代への継承を見据えた支援を推進し、持続可能な社会の構築に寄与していく所存です。