アルファサードが実現した「やさしい日本語」支援機能
AI技術の進化により、情報の発信や共有の方法も大きく変わろうとしています。そんな中、アルファサードは自社製品であるPowerCMSに、初のAIを利用した「やさしい日本語」情報発信支援機能を新たに搭載しました。この機能は、特に情報を正確に、そして簡潔に伝えたい方々にとって大変有益です。今回は、その特徴や利用方法について詳しく見ていきます。
支援機能の概要
この「やさしい日本語化支援」機能は、PowerCMSの編集画面に新規に追加されます。使用方法は非常にシンプルで、対象フィールドを選び、”テキストの評価と翻訳”ボタンを押すと、その結果がダイアログとして表示される仕組みです。
具体的にサポートされるフィールドには、「タイトル」「本文」「続き」「概要」「キーワード」欄、さらにはテキスト型、テキスト複数行型、リッチテキスト型のカスタムフィールドが含まれています。デフォルトでは「本文」欄が選択されるため、最も一般的な内容を評価しやすくなっています。
操作後の結果
この機能を使用した際、ユーザーはオリジナルのテキストを「やさしい日本語」に自動的に翻訳し、変換部分をハイライトで表示されることに加え、難易度を可視化した結果を見ることができます。具体的には、以下のような結果が得られます。
- - オリジナルのテキスト
- - 「やさしい日本語」に翻訳されたテキスト(難しい単語はハイライト表示)
- - オリジナルのテキストの難易度を可視化したもの
- - 「やさしい日本語」に翻訳されたテキストの難易度を可視化したもの
- - オリジナルのテキストに自動で振られたふりがな
- - 翻訳されたテキストにもふりがなが追加され、分かち書きされたもの
さらに、ユーザーは結果を確認後、テキストを再調整し、再評価・再翻訳が可能です。この機能は特に複雑な情報を簡潔に届けたい方に役立つでしょう。
利用料金と方法
このサービスは無料で利用できるものの、PowerCMSの各エディションのライセンスが必要になります。利用方法は、アルファサードの公式サイトのプレスリリースページからプラグインをダウンロードし、インストールすることで可能です。
有償オプション
また、オプションとして辞書のメンテナンス機能や、ウェブページ全体のやさしい日本語化、自動ふりがな追加機能、音声読み上げサービスなども用意されています。これらはエンタープライズプランとして、自社サーバーへのインストール版も利用可能です。
最後に
「やさしい日本語」支援機能は、特に多様な背景を持つ人々に情報を届ける際の障壁を低くする重要なツールとなることでしょう。情報がよりわかりやすくなるとは、特定のニーズを持つユーザーにとっても大変意義深いもの。AIを活用したこの画期的な機能を使って、より多くの人に情報を伝えていきたいものです。