新たなヴィーガンラーメン「禅麺」の登場
2024年7月29日、株式会社南野商店は新しいヴィーガンラーメン「禅麺」の発売を開始しました。このラーメンは、山梨県の曹洞宗耕雲院との共同開発によって誕生したもので、動物性食品を一切使用せず、さらに精進料理で禁止されている五葷(香りの強いネギ類)を用いない、健康的なラーメンに仕上がっています。
進化したラーメンのコンセプト
「ラーメンをあまねく世界へ」というスローガンのもと、南野商店は日本のラーメンの魅力をより多くの人々に伝えようとしています。「禅麺」は、特にヴィーガンのお客様や訪日外国人に人気が高まる中、これまでの禅体験ツアーで提供されていたメニューを一般向けに提供することが決定しました。
「禅麺」の特徴
このラーメンの魅力の一つは、秋田県の佐藤養悦本舗の「稲庭中華そば」を使用した、なめらかでつるつるとした食感です。天然由来のかんすいを使用しているため、上品な味わいに仕上がっています。乾麺であるため、長期保存が可能であり、いつでも手軽に楽しむことができるのも大きなポイントです。
スープは、澄んだ淡口醤油を基に、昆布と白菜の旨味を織り交ぜ、さらに花山椒油の香りがほのかに広がる、洗練された味に仕上げています。口に含むことで感じられる「禅の心」は、食べるひとに静寂と安らぎをもたらすことでしょう。
製品詳細
「禅麺」は2食入りで、スープが2袋、麺が160g含まれています。価格はオープン価格(税別)で、株式会社OTELABOが販売を手がけています。もちろん、動物性食材やMSG(グルタミン酸ナトリウム)、五葷は使用されておらず、健康志向の方にはぴったりです。
購入は南野商店の公式ウェブサイトで行えます。興味のある方はぜひチェックしてみてください:
南野商店公式サイト
開発者の思い
本製品は曹洞宗耕雲院の副住職である河口智賢氏が、海外観光客や国内のヴィーガンニーズに応えるために開発されました。また、このプロジェクトにはラーメン偏愛家である南野マキ氏も参加。彼は自身の経験を生かし、様々なラーメンの魅力を伝えていくことを目指しています。
南野商店とは
南野商店は、乾麺を中心に日本のラーメンを世界に届ける専門ECサイトです。店主の南野マキ氏は、自身が大好きなラーメンの特性を活かし、国境や食の制約を超えるオリジナルラーメンを展開しています。そして、2024年9月からはアメリカやアジア、ヨーロッパなどの越境対応にも力を入れていく予定です。
「禅麺」の発売は、ただのラーメンの枠を超えた、食文化の新たな形を提示するものになりそうです。今後もこの動きに注目が集まることでしょう。