2024年4月に20歳で夭逝したボカロP/シンガーソングライターのMILKDOT。その彼が遺した未発表音源を集めたDigital EP『Remake』が本日配信開始となった。
『Remake』は、各種音楽ストリーミングサービスおよびダウンロードサービスで配信されている。
MILKDOTは、YouTubeやニコニコ動画、TikTokを中心にボカロ楽曲やオリジナル楽曲を投稿し、Z世代から人気を集めていた。2023年2月にリリースした1st EP「TEENAGE」は、彼の才能溢れるメロディセンスと、気だるさや儚さを含んだ歌声が話題となり、瞬く間に人気を獲得した。なかでも楽曲「鬱曜日」はTikTokでの関連動画が700本を超え、ストリーミング再生回数は500万回を突破するなど、大きな注目を集めていた。
しかし、さらなる飛躍が期待されていた矢先、2024年4月に突然の訃報が伝えられた。
今回配信された『Remake』には、未発表曲や未完成デモ曲を含めた全5曲が収録されている。リードトラックの「Tiny Tiny(Remake Ver.)」は、昨年7月にリリースされた配信シングル「Tiny Tiny」のリメイクバージョン。完成後リリースされずに彼のPCに眠っていた楽曲だ。
その他、MILKDOTの公式YouTubeチャンネルのみで公開されていた「I wanna i(Remake ver.)」「鬱曜日(Remake ver.)」「ベッドルームポップ」の3曲に加え、全くの未発表曲である「demo_0415_2」が収録されている。「demo_0415_2」は、MILKDOTが亡くなる直前に制作していたワンコーラスのデモ曲で、惜しくも未完成のままとなってしまったが、彼の新たな一面を垣間見ることができる貴重な一曲となっている。
さらに、全国のLIVE DAM各機種にて、MILKDOTのカラオケ配信が順次スタート。人気曲である「鬱曜日」「Tiny Tiny」「I wanna i」「嫌になっちゃう」の4曲が配信される。
MILKDOTは、音楽や映像など様々なクリエイティブ作品に興味を持ち、好奇心豊かに制作を行っていた。今回の『Remake』を通じて、彼の短すぎる人生の中で培われた豊かな感性と独自の世界観、永遠に続くその歌声を改めて感じることができるだろう。
多くのリスナーの心に響き続けることを願う。MILKDOTの『Remake』は、各主要ストリーミング、ダウンロードサイトで配信中。