人気絵本シリーズ『ねずみくんのチョッキ』が今年50周年を迎え、その記念フェアが全国の書店で開催されることが決定しました。5月に東京・松屋銀座でスタートし、大盛況を収めた大規模展覧会を皮切りに、さまざまなアニバーサリー企画が展開されます。フェアでは、特製のオリジナルノベルティや新グッズが登場し、購入者には特別なプレゼントも用意されています。
『ねずみくんのチョッキ』は、赤いチョッキを着用した小さなねずみくんが様々な仲間たちと繰り広げる心温まる物語が特長です。1974年に第一作が刊行されて以来、親子三世代にわたって愛され続けており、その累計発行部数は500万部を超えています。これまでに、全41作が発表されており、その魅力は国内外で高く評価されています。
このシリーズは、だれもが知る人気キャラクターで、優しさやユーモアに満ちた物語で多くのファンを惹きつけてきました。著者のなかえよしを先生は、神戸出身で日本大学芸術学部を卒業後、広告デザイナーから絵本作家へ転身しました。また、画家の上野紀子先生との共同作業によってこの作品群が生まれました。
二人三脚で生み出されたこれらの絵本は、2019年に上野先生が逝去した後も、なかえ先生の独自の方法で新作が創作されています。これまでの作品の絵をデジタルに取り込み、新しい絵として再構成するスタイルで、今なお新鮮な作品が世に送り出されています。
その記念フェア「ねずみくんのおみせ」は、全国の書店で9月13日から順次開始され、作品を購入した方には、オリジナルの「ねずみくん身長計しおり」がプレゼントされます。このしおりはねずみくんの身長を測ることができる、ユニークな特典です。さらに、新デザインのグッズも販売されており、読書をさらに楽しくするアイテムが揃っています。
ラインナップには、ちょっときせてよブックカバーや刺繍のブックマーカー、マグカップなど、幅広い商品が含まれており、ファンはもちろん、子どもたちも大喜びする内容です。また、7店舗で先行販売される特別なグッズも見逃せません。
なかえ先生は、10月下旬から11月上旬にかけて「ねずみくんのじまん話」と題した記念講演も予定しています。長い歴史を持つこの絵本シリーズの深い魅力について、自ら語られる貴重な機会です。
さらに、NHKのあさイチにもなかえ先生が出演する予定で、創作の裏話や熱いメッセージを聞くことができます。放送日時は2024年9月13日朝8時15分から、特選エンタのコーナーで放送されます。
また、ポプラ社の公式Xでは「ねずみくんの食器チャレンジ」キャンペーンが実施され、50名に「ねずみくんの豆皿セット」がプレゼントされるチャンスもあります。見逃せないこの機会に、ぜひ参加してください。50周年を迎えた《ねずみくんのチョッキ》シリーズが、これからもたくさんの人々に愛され続けることを願っています。