CommvaultとNEC、販売代理店契約締結でデータ管理ソリューション強化
CommvaultとNEC、販売代理店契約締結でデータ管理ソリューション強化
この度、データ管理ソリューションを提供するCommvault社と、日本の大手IT企業NECが販売代理店契約を締結したことを発表しました。これにより、NECのストレージ製品とCommvaultのバックアップ/アーカイブ製品をシームレスに連携させ、企業におけるデータ管理の効率化と高度化が期待されます。
強力なデータ管理ソリューションの融合
Commvaultは、データ保護と情報管理ソリューションを専門とするグローバル企業です。その製品群は、バックアップ、アーカイブ、リカバリといったデータ管理の主要な機能を網羅しており、企業規模を問わず幅広いニーズに対応可能です。特に、Commvault IntelliSnapは、本番環境への影響を最小限に抑えながら、物理・仮想マシンのバックアップを可能にする革新的な技術として注目されています。
一方、NECは、長年培ってきたIT技術とノウハウを活かし、企業向けストレージ製品「iStorage Mシリーズ」を提供しています。iStorage Mシリーズは、仮想化環境やクラウド環境に最適化されており、高性能と信頼性を両立させた製品群として評価されています。今回の提携により、iStorage MシリーズとCommvaultのソリューションを組み合わせることで、大容量データのバックアップ、迅速なデータ復旧、そして効率的なアーカイブ管理までを包括的に実現するソリューションが提供されます。
具体的な連携とメリット
今回の連携では、Commvaultの最新バージョンv11とNECのiStorage Mシリーズの互換性が確保されました。これにより、両製品のシームレスな連携が可能となり、ユーザーは複雑な設定や操作を行うことなく、高度なデータ管理を実現できます。
具体的なメリットとしては、以下の点が挙げられます。
大容量データの効率的なバックアップと復旧: 数十TB規模の大容量データでも、迅速かつ効率的にバックアップと復旧を行うことが可能になります。
柔軟なデータ復旧: 多様な復旧シナリオに対応できる柔軟性により、ビジネス継続性の向上に貢献します。
運用性の高いデータライフサイクル管理: バックアップ、アーカイブ、リカバリといったデータのライフサイクル全体を効率的に管理できます。
コスト削減: 冗長データの排除などにより、ストレージ容量の削減や運用コストの低減が期待できます。
今後の展望
NECは、今回の提携によって、データ管理ソリューションの提供力を強化し、顧客への価値提供を拡大できると期待しています。Commvaultも、NECとの連携を通じて、日本市場でのプレゼンスを拡大し、更なる成長を目指すと意気込んでいます。両社の連携により、日本の企業におけるデータ管理の進化が加速し、デジタル化社会における競争力強化に貢献することが期待されます。
CommvaultとNEC、それぞれの強みを活かした戦略的パートナーシップ
Commvaultが提供するデータプラットフォームは、オープンで標準規格を採用した設計となっており、サードパーティ製品との連携を容易にしています。この柔軟性とNECのストレージ技術の組み合わせは、顧客にとって最適なデータ管理ソリューションを提供するための、強力な基盤となります。
今後、両社は、共同でマーケティング活動や技術サポートを行い、顧客へのサポート体制を強化していく予定です。このパートナーシップが、日本の企業におけるデータ管理の進化に大きく貢献することを期待しましょう。
会社情報
- 会社名
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Commvault Systems Japan株式会社
- 住所
- 東京都品川区大崎2-1-1ThinkPark Tower 8F
- 電話番号
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