カクテルの頂点を目指す「CAMPARI RED HANDS ASIA 2024」日本大会
2024年のアジアチャンピオンを決めるカクテルコンペティション「CAMPARI RED HANDS ASIA 2024」の日本大会が9月24日に開催されました。場所は歴史的な九段会館テラスです。この大会は、カンパリの洗練された味わいと独自の魅力を表現するバーテンダーたちの集まりである「CAMPARI RED HANDS」を中心に行われます。
1870年に創業したカンパリは、鮮やかな赤を基にした複雑な風味と苦味のバランスで、多くのバーテンダーにインスピレーションを与えてきました。今回の大会はセミファイナルとファイナルの2部構成で、一流の審査員によって厳選されました。
審査員陣
セミファイナルおよびファイナルの審査員には、カンパリグループのブランドアンバサダーである小川尚人氏が審査員長を務めました。また、アジアのトップバーテンダーとして知られる「Bar Leone」(香港)のオーナーバーテンダーLorenzo Antinori氏と、東京の「The Bellwood」から鈴木敦氏も参加し、選考は緊張感を持って行われました。
セミファイナルの激闘
セミファイナルでは、一次選考を通過した6名の参加者が、会場に用意された食材や道具を使った「シークレットチャレンジ」に挑戦しました。このチャレンジは、カンパリの歴史に関連するテーマ「アート」から与えられ、各バーテンダーがその場でインスピレーションを受けて創作を行います。その結果、3名のファイナリストが選ばれました。
ファイナル大会での成果
ファイナル大会では、事前に提出された「COCKTAIL & SENSES」をテーマにしたカクテルが披露され、特に世界No.1とも称される「ネグローニ」にインスパイアされた作品に焦点が当たりました。最終的に、優れたカクテルを創作したバーテンダーが選ばれました。
優勝者の発表
「CAMPARI RED HANDS ASIA 2024 日本大会」の優勝者には、服部瑠華さん(The SG Club/東京都)が選ばれました。彼女は12月上旬にイタリア・ミラノで行われるアジアファイナルに進出します。この大会では、アジアの12カ国から勝ち上がったバーテンダーが集結し、さらなる挑戦が待っています。
準優勝には江刺幸治さん(SPIRITS BAR Sunface SHINJUKU/東京都)、第3位には岸田茉利奈さん(Gold Bar at EDITION/東京都)が輝きました。江刺さんのカクテル名は「Rising Sun」、岸田さんは「KAISEKI NEGRONI」と名づけられた作品を持っていました。
完全な大会結果とカクテルの詳細
詳細な大会結果やファイナリストのカクテルについては、後日公式サイトに公開される予定です。日本から世界へと挑むバーテンダーたちの熱い戦いが繰り広げられ、今後の展開にも期待が寄せられます。カンパリに対する情熱と挑戦が一つになったこの大会は、バーテンダーたちにとって新たなステージを提供するものとなりました。