ITエンジニアの働き方調査
株式会社サーバーワークスは、IT エンジニアを対象にした出社およびリモートワークに関する調査結果を発表しました。この調査は、20歳以上のITエンジニア297名を対象に行われ、彼らの働き方の現状や希望を反映したものです。今回は、出社とリモートワークの選択による集中力や業務効率の差について詳しく見ていきます。
調査の背景
サーバーワークスは、「働き方ラボ」を設立し、エンジニアを中心にさまざまな働き方に関する調査を行っています。特に、私たちが注目した点は、リモートと出社のハイブリッドワークの重要性です。というのも、多くのエンジニアが自分の働き方を選べることが生産性向上につながるからです。
調査結果の要点
調査結果から以下のようなポイントが浮かび上がりました。
出社時に「集中できる」と感じるエンジニアは36%である一方、リモートワークの方が「集中できる」と考えるエンジニアは39.1%でした。両者の意見は拮抗しており、業務に応じて適切な働き方を選ぶ必要があるでしょう。
エンジニアが技術的な相談を行う際に最も適しているとする手段は、「Web会議」が35.7%で最も多く、次いで「テキストチャット」34.0%、「対面での会話」30.3%といった結果に。これからもコミュニケーションの取り方は多様化するでしょう。
出社またはリモートワークのどちらか一方を選ぶ場合、50.2%がリモートワークを選ぶ一方で、41.8%が出社を選びました。両者には自らの理由がありますが、特に出社には「情報共有の迅速性」が重視されています。
エンジニアの31.0%が最も理想とする働き方は「自分で自由に選べるハイブリッド」であり、半数を超える51.2%がハイブリッドを希望していることがわかりました。
働き方の重要性
サーバーワークスでは、社員が自分の希望に合わせて働ける環境を整えることが、会社全体のパフォーマンス向上に寄与すると考えています。特に「ワークスタイル手当」や「BYOD制度」、「裁量労働制」など、社員が働く時間や場所、道具を選択できる制度によって、さらなる生産性の向上を図っています。
これらの制度は、社員の能力を最大限に発揮できる環境を整えるものであり、またサーバーワークス自体が『クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく』というビジョンを実現するための重要な一歩となっています。
まとめ
調査結果を通じて、ITエンジニアの働き方は今後も多様化し続けることが予想されます。サーバーワークスは、これらの知見を活かして社会に新たな価値を提供し続けていく所存です。働き方の選択肢が多様になることで、エンジニア一人一人がより効率的に仕事を進められる日が来ることを期待しています。