新しい学習支援事業「はぐくみスクール」のスタート
不登校や家庭の事情によって学校に通うことが困難な小中高生を支援する新しい学習支援事業「はぐくみスクール」が、株式会社Office STOK(代表取締役:松尾匠)とNPO法人三重はぐくみサポート(理事長:堀もとこ)の連携で2025年度に本格始動します。この取り組みは、教育の受けたくても受けられない子どもたちに向けたもので、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて支援金の募集も開始しています。
教育格差の深刻化が背景に
文部科学省の調査によりますと、最近の不登校児童生徒数は過去最高を持続しており、特に小中学生の人数は24万人を超えるとされます。教育制度ではこうした子どもたちが質の高い学習機会を得るのが厳しい状況で、特に経済的に困難な家庭では民間の学習支援サービスを利用することも難しく、教育格差が深刻化しています。
株式会社Office STOKは四日市市内で複数の教育スクールを運営し、100名以上の生徒支援を行っています。代表の松尾氏は、さまざまな理由で通えない子どもたちへの支援の必要性を感じており、NPO法人との出会いを機に包括的な支援を開始することを決意しました。
「はぐくみスクール」のプロジェクト概要
「はぐくみスクール」では、不登校、発達特性、いじめ、学習障害など多様な理由で学校に通えない小中高生を対象としています。プログラミング教室を毎週金曜日に少人数制で行い、個々のペースに合わせて指導します。使用する教材は「エドモンクエスト」で、教育版マインクラフトを使ったプログラミング教育が特色です。
この教材は、物語を通じてプログラミング的思考や論理的思考を養う内容になっており、楽しみながら習得できることが特徴です。
クラウドファンディングの支援意義
今後8名の受け入れを見込んでおり、支援金は教材費や教室運営費に充てられます。40万円を目標に募っているのは、これらの基盤を充実させ、より多くの子どもたちへ教育機会を提供するためです。
このプロジェクトは、学習支援だけでなく、地域の子ども食堂や相談支援とも連携し、トータルなサポートを目指しています。子どもたちが直面する問題は学習だけではないため、この包括的なアプローチが大変重要なのです。
参加者へのメッセージと今後の展開
代表の松尾氏は、「自分が受けたサポートを次世代へつなげたい」との意志を強調しています。将来的には、受け入れ人数を段階的に増やし、他地域への展開も目指していることが示されています。このように、教育格差を解消し、地域社会全体で子どもたちを支え合う仕組みを作り出すことが、この取り組みの最終的なゴールです。
支援の必要性と未来
不登校児童生徒の数は増加の一途をたどり、教育制度だけでは対応しきれない状況が続いています。「はぐくみスクール」のような新たな学びの機会が求められているのは明らかです。あなたの支援が、確実に子どもたちの未来を変える力になります。具体的には50万円の支援で、8名の子どもたちに6ヶ月分の学習機会が提供できるという具体的な成果に結びつきます。
まとめ
「はぐくみスクール」は、単なる教育支援にとどまらず、子どもたちが持てる可能性を引き出し、自信を育む為の貴重なステップです。地域全体で未来を見守り、支えることが重要です。これからの展開にどうぞご期待ください。