高齢者見守りを進化させる新技術のウェビナー再放送
介護機器メーカーの三菱電機が主催する、見守り技術に関するウェビナーが再放送されることが決まりました。このセミナーは2024年12月5日に開催されたもので、参加者からの多くのリクエストに応じて再び行われることとなりました。
ウェビナーの概要
本ウェビナーでは、一人暮らしの高齢者や介護施設内の個室における見守りの重要性と課題を取り上げます。通常、見守りといえば監視カメラを思い浮かべる方が多いですが、プライバシーに配慮が求められるのも事実です。特にトイレや寝室などプライベートな場所では、カメラの設置が敬遠されるケースが多いです。
これまで多くの現場で利用されてきたのは、人感センサーでしたが、その限界が指摘されてきました。たとえば、浴室で倒れている場合やトイレで動けなくなった際の動きが無い時には、センサーでは感知できないことが多々あるからです。これが、今後の技術革新の必要性を表しています。
新世代の赤外線センサー「MelDIR」
本セミナーでは、高齢者見守りの新しい選択肢として注目されている赤外線センサー「MelDIR」を紹介します。この技術は、見守り対象の「シルエット」と「温度」を同時に取得することが可能で、プライバシーを保護しながらもその状態を把握することができます。これにより、広い視野で死角のない見守りが実現され、転倒や深夜の徘徊、体温の測定など、さまざまな状況に対応することが可能になります。
また、この技術の利点を示すために、具体的な熱画像を用いた解説が行われ、参加者が実際に見守りのメリットをイメージできるよう工夫されています。
介護現場のニーズとセンサーの役割
介護現場では、プライバシーへの配慮が求められる場所、特に浴室やトイレでの非接触型の衛生的なセンサーが必要とされています。そのため、センサーの開発は極めて重要です。洗浄やメンテナンスが容易な設計であることは、介護現場での実用性を高める要素となります。
このウェビナーは、介護機器へのセンサーの組み込みを検討している開発関係者にとって非常に有益な情報源になることでしょう。実際の熱画像を活用した講義を通じて、最先端の見守り技術についての理解が深まることが期待されます。
終わりに
今回のウェビナーは、介護現場における見守りの未来を考える貴重な機会です。特に、プライバシー配慮や動きのない状態への対応に関心のある方々にとって、参加する価値は大いにあります。また、過去のセミナー資料も公開されていますので、ぜひご覧ください。
主催: 三菱電機株式会社
協力: Spready株式会社、株式会社オープンソース活用研究所、マジセミ株式会社
今後もマジセミでは「参加者の役に立つ」ウェビナーを開催していく予定です。詳細と参加申込は下記リンクからご確認いただけます。
参加申し込みはこちら
マジセミ株式会社
〒105-0022 東京都港区海岸1丁目2-20 汐留ビルディング3階
お問合せ: https://majisemi.com/service/contact/