舞台「どりーむぼっくす」が再演決定!
劇団SUPER TAICHIMONが2021年に初演し、多くの共感を呼んだ舞台「どりーむぼっくす」が遂に再演されることが決まりました。この作品は、動物愛護センターに収容された犬をテーマにした物語で、ペットを取り巻く現実と、その中で人々が何を考え、感じているのかを描いています。コロナ禍の中で誕生し、初演時には小規模ながら口コミで多くの感動を呼び起こしました。
再演に向けての最初のステップは、観客からの強い再演希望に応える形で劇場規模の拡大を行い、新たなキャストを迎えての挑戦です。特に、公益財団法人動物環境・福祉協会Evaからの後援を得たことは、より一層作品の意義を高めています。
物語のあらすじ
物語は、ある島国の町で、父と母とともに生活していた少年ソラが、ある日突然施設に収監されるところから始まります。ソラは、不安な状況の中で同じように収監されている5人の仲間と出会い、限られた時間が残されていることを知ります。彼らが直面するのは、愛や信じることの意味、そして本当に大切なものは何なのかという問いです。
この舞台は、動物愛護センターをモチーフに、収容された人々と、彼らが人として扱われなかった存在との葛藤を描く、深いメッセージ性が込められています。6人と1匹の物語は、観客に考察を促し、感動を与えるものです。
制作背景とメッセージ
劇団の主宰である中尾太一氏は、この作品を通じて、動物愛護の現状や、命を飼う責任についての意識を高めたいという強い意志を持っています。特に、コロナ禍でペットを飼う人が増えたことにより、飼育放棄が急増している現実を受け止め、啓発につなげることが重要であるとしています。
「どりーむぼっくす」の舞台では、残念ながら犬たちそのものは登場しませんが、彼らの存在を通じて命の大切さや愛の意味を深く考えさせる構成になっています。舞台で描かれるのは、リアルと虚構の狭間にある葛藤であり、少しでも多くの人々にこの現実を知ってもらいたいという願いが込められています。
上演情報
再演は2023年9月6日から10日まで、赤坂RED/THEATERにて全8公演が行われます。定席制で、各公演とも魅力的なキャストが出演し、観客に特別な体験を提供します。
9月6日(水)19:00(A)
9月7日(木)14:00(B)
9月8日(金)14:00(B)/19:00(A)
9月9日(土)13:00(B)/18:00(A)
9月10日(日)13:00(A)/17:00(B)
この素晴らしい舞台をぜひ観て、動物たちに対する理解を深める機会にしてください。彼らの命のために、私たちができることを、一緒に考えていきましょう。