春の京都で繰り広げられる舞踊劇「第73回北野をどり」

春の京都で華やかな舞踊劇が開催！

2025年の春、京都最古の花街上七軒で行われる舞踊劇「第73回北野をどり」の開催が決まりました。この伝統的な祭りは、春の訪れを感じさせるエンターテインメントで、舞妓や芸妓たちが舞台を彩ります。

公演概要

「第73回北野をどり」は、2025年3月20日（木・祝）から4月2日（水）まで、上七軒歌舞練場にて開催されます。チケットは既にカンフェティで販売されていますので、早めの予約をおすすめします。

「北野をどり」の歴史

北野をどりは、昭和27年に学問の神、菅原道真公を祀る北野天満宮の大萬燈祭に奉賛して初演されました。今では伝統的な舞踊舞台を通じて、春の京都の美しさを堪能できるイベントとして、多くの人に愛されています。

コミカルでリズミカルな舞踊劇

舞踊劇は日本舞踊の基本を元に、台詞を用いたコミカルな構成になっており、そのストーリー展開から目が離せません！具体的には、第一部の舞踊劇「絡まる絲－西遊記より－」では、三蔵法師の一行が天竺に向かう旅の途中で繰り広げられる、孫悟空と蜘蛛姉妹の攻防劇が描かれています。美しいビジュアルとユーモア溢れる内容が相まって、観る人たちを楽しませてくれることでしょう。

第二部は「宵のあそび」というタイトルの純舞踊です。長唄の名曲を背景に、芸舞妓たちが季節感あふれる華やかな踊りを披露します。日本独特の四季の美しさを表現した舞台で、観る者を一夜のお茶屋の雰囲気へと誘います。

伝統的なフィナーレ

このイベントのフィナーレを飾る「上七軒夜曲」は、利休椿に見染められた梅の花が恋の手管を学ぶというストーリーです。こちらは北野をどりにおいて非常に人気の高いプログラムで、全員揃ってのパフォーマンスは華やかさを増します。観覧者も演者も一体となって創り上げるこの瞬間は、春の訪れを感じさせる素晴らしい体験です。

公演スケジュールとチケット情報

公演は3月20日から4月2日までの期間中に計14日間行われます。各日、2回の公演があり、チケットは6000円から美味しいお茶席もついた7000円コースまで用意されています。お茶席では舞妓の点前を楽しみながら、抹茶とお菓子を味わうことができます。

大切な方との特別な時間を、春の京都での舞踊劇と共に過ごしてみてはいかがでしょうか。未就学児の入場は不可となっていますので、ご注意ください。