キヤノンのSateraシリーズ新モデル、2025年発売
キヤノンは、2025年11月13日にビジネス向けプリンターおよび複合機「Satera」シリーズの新製品として、全9モデルを発表しました。これにより、企業のニーズに応える多彩な印刷機能が実現されています。具体的には、シリーズの中でも最高画質を誇る「Satera 971Ci」をはじめ、スピード印刷を重視したモデルなどが登場します。
最高画質と高速印刷を両立した「Satera 971Ci」
「Satera 971Ci」は、次世代露光デバイス「D2 Exposure」を採用しており、高解像度を実現しています。最大解像度は4,800x2,400dpiで、細部にこだわった印刷が可能です。このモデルは、営業資料や設計図面など、様々なビジネスシーンで高品質な成果物を提供します。さらに、A4片面で毎分60枚の印刷速度を誇り、耐久性も高く200万枚の印刷が可能です。オプションの給紙カセットを使用すれば、最大7,250枚の用紙を同時にセットできるため、用紙交換の手間も軽減されます。
スピーディーな印刷を誇る「LBP672C II」「LBP646C」
次に紹介するのが、A4カラーレーザープリンターの「LBP672C II」と「LBP646C」です。これらのモデルは、窓口業務や店舗でのチラシ印刷に適した設計がなされています。特に「LBP672C II」は、A4片面で毎分33枚、両面では毎分29枚のスピードで、ファーストプリントにかかる時間は約7.1秒です。一方、「LBP646C」は、A4片面で毎分25枚、両面では毎分15枚の印刷が可能です。どちらのモデルも、鮮やかな色再現を実現するトナーを採用しており、短時間で高品質な印刷物を提供します。
定型業務の効率化に寄与する「MF755Cdw II」「MF665Cdw」
「Satera」シリーズには、定型業務の効率化を実現する「MF755Cdw II」と「MF665Cdw」という複合機も登場します。これらのモデルは、「アプリケーションライブラリ」機能を搭載しており、事前に設定した業務をワンタッチで行えます。例えば、クリニックの問診票をスキャンし、指定のフォルダに送付する作業などを、PC無しで実行可能です。さらに、高速の両面同時スキャンができるADF(自動原稿送り装置)により、名刺サイズのような小さい用紙も扱え、多様な業務を支援します。
環境への配慮と安心のセキュリティ機能
各モデルには、環境への配慮も施されており、プリンター本体には再生プラスチックが使用されています。また、トナーカートリッジの梱包材として発泡スチロールを排除するなど、環境負荷を軽減する取り組みが行われています。さらに、「おすすめセキュリティー設定」機能により、専門知識がなくても安全な使用環境を保つことができ、安心して業務に専念できます。
2025年に発売される「Satera」シリーズは、ビジネス向けプリンターとしての進化を遂げており、さまざまなニーズに対応した強力なパートナーとなることでしょう。需要が多様化する企業環境において、これらの新モデルが如何に活用されるのか、今から期待が高まります。