新たなテレビ視聴体験を提供する「いっしょ見」サービスが始動

いっしょ見がもたらす新しい視聴体験

株式会社ビーマップは2024年10月、株式会社アクティの株式を50％取得し、共同で新しいテレビ視聴サービス「いっしょ見」を展開することを発表しました。このサービスは視聴者が選んだ「一緒に見てくれる人」と共に、テレビ番組を楽しむという全く新しい体験を提供します。

いっしょ見とは？

「いっしょ見」では、視聴者が自分の好みに合った解説者や応援者をWEB上で選び、その人と一緒にテレビ番組を楽しむことができます。たとえば、野球中継を観る際には、自分の応援するチームに熱い解説をしてくれる人や、往年のスタースポーツ選手による解説を選ぶといった具合です。この視聴スタイルは、従来のテレビ視聴をよりインタラクティブな形に進化させるものです。

競馬中継では、普段はなかなか見ることのできない専門的な解説を行う方々によってレースを楽しむことができ、視聴の満足度も高まることでしょう。配信者は視聴者から受け取るサービス料金の60%〜80%を報酬として得ることができ、例えば2,000円の料金で500人の視聴者を集めた場合、最大80万円の収入を得ることが可能です。

この仕組みにより、スポーツ選手のセカンドキャリア支援にも貢献できるとしています。

テレビ局との連携

ビーマップは、この新事業を立ち上げるにあたり、様々なテレビ局にヒアリングを行いました。その結果、各局からの好意的な反応や具体的な協力申し出が寄せられ、テレビをもっと皆で楽しめるコンテンツに変えていくプロジェクトへの意欲が感じられました。「いっしょ見」は2024年10月28日からサービスを開始する予定です。

DELIBAG MOVEで快適な旅行を

新たに展開される「DELIBAG MOVE」は、外国人観光客向けの大型荷物運搬サービスです。観光客が移動する際、大型キャリーケースを駅や国際空港まで届けるこのサービスは、移動型コインロッカーといった役割を果たします。お客様から荷物を預かり、手渡しで届けることで、観光客にとって利便性の高い体験を提供することを目指しています。

多くの観光地で大型キャリーケースが場所を取り、地元利用者に迷惑をかけるという問題が指摘されています。この「DELIBAG MOVE」により、荷物と軽バンをつなぐことで、より快適な旅行の実現を図ります。サービス開始は2025年春を予定しています。

株式会社アクティと中井真一氏について

株式会社アクティは、中井真一氏が代表を務める福岡市の企業で、ビーマップとの共同で「いっしょ見」と「DELIBAG MOVE」を運営しています。中井氏は2001年にテレビ西日本に入社。その後、会社を退職しフォアザグラウンドを設立し、スポーツ関連事業に注力してきました。テレビ経済の変化に敏感に反応し、今後も時代に合ったサービスを展開していく意欲を持っています。

新たな試みとして始まる「いっしょ見」に注目が集まる中、テレビ視聴体験がいかに変化していくのか、今後の進展が楽しみです。