コラー・キャピタルが東京オフィスを開設
プライベート・アセットのセカンダリー取引において世界でトップに立つコラー・キャピタルが、2025年11月12日、東京オフィスを開設しました。このオフィスはアジア太平洋地域の6拠点目となり、東京都千代田区の丸の内に位置します。新たに日本プライベート・ウェルス部門の責任者に任命された田中尚史氏の加入により、コラー・キャピタルは日本における事業の拡大を加速する意向です。
田中氏は、プライベート・ウェルス・セカンダリー・ソリューション(PWSS)チームに参加し、主に日本のPWSSビジネスの成長をサポートします。日本のプライベート・ウェルス投資家に向けて、機関投資家並みの高品質な分散ポートフォリオを通じて、私設株式やプライベート・クレジットのセカンダリー投資の機会を提供することを目指しています。
アジア太平洋地域での成長戦略
コラー・キャピタルはアジア太平洋地域で事業を展開しており、東京オフィスの設立が新たな成長をもたらすと期待しています。これまでに香港、北京、ソウル、メルボルン、シンガポールに支店を開設し、日本はその最終地点です。田中氏が加わることで、日本の機関投資家、及びプライベート・ウェルス投資家へのサービス提供が一層強化されるでしょう。
PWSSディストリビューション・アジア太平洋地域責任者のPak-Seng Laiは、「日本のプライベート・ウェルス市場における関係深化と事業拡大に注力していく」と語りました。この言葉からも、コラー・キャピタルが日本市場にかける期待が伺えます。最近、日本ではセカンダリー投資の分散とリスク軽減のニーズが高まっているため、同社の専門性がより重要視されています。
日本市場への戦略的アプローチ
2023年に設立されたPWSSは、日本においてコラー・キャピタルが展開する主力ファンド、即ち「Coller International Secondaries Private Equity Fund」や「Coller Private Credit Secondaries」をプライベート・ウェルス投資家に提供することを目的としています。これにより、投資家はより多様な投資機会を手にすることができます。
田中氏は、プライベート・ウェルス投資家のニーズに応える形で投資の提供を行い、アジア太平洋地域での存在感を強める狙いです。コラー・キャピタルは日本国内での認知度向上と実績増強に取り組む意向です。田中氏は以前、ニューヨークライフ・インベストメント・マネジメントでリテール営業部門の責任者を務めるなど、20年以上のアセットマネジメント経験を持っています。
プライベート・ウェルス市場の最前線
田中氏の加入に続いて、香川圭祐氏も新たに日本PWSSチームにヴァイス・プレジデントとして加わりました。香川氏もアセットマネジメント業界で豊富な経験を持ち、コラー・キャピタルの戦略の強化に寄与すると期待されています。
コラー・キャピタルは、1990年の設立以来、セカンダリー投資のリーダーとして駆け抜けており、現在では世界中のプライベート市場投資家に対する投資や流動性ソリューションを提供するグローバルなリーダーとして認識されています。ロンドンに本社を構え、アジア太平洋地域を含む多国籍なチームが、投資家にとって真に価値あるサービスを提供しています。
コラー・キャピタルの取り組みが日本のプライベート・ウェルス市場に新たな風を吹き込むことが期待されています。詳細は公式サイト(http://www.collercapital.com/)にてご確認ください。