国際チャリティー・デーである9月5日から、国際ガールズ・デーである10月11日までの期間、特定非営利活動法人シフトエイティ(SHIFT80)では、SNSを活用したチャリティーキャンペーン「#やさしさアクション」を展開します。この取り組みは、協賛企業の協力により、SNSにハッシュタグを付けて投稿することで、生理用ナプキン1パック(10枚入り)がケニアの女子生徒に直接届けられる仕組みとなっています。
キャンペーンの背景
この活動が生まれた背景には、2018年に行われた調査があります。シフトエイティの母体である株式会社こたつが、ナイロビのキベラスラムで実施したこの調査では、女子生徒の約9割が生理期間中に学校を欠席しているという結果が得られました。生理用ナプキンを購入できないために教育の機会が奪われ、成績の低下や進学の妨げとなってしまう現実が浮き彫りになりました。
キャンペーンの目的
「#やさしさアクション」は、誰もが簡単に参加できる形で“やさしさ”をシェアし、未来を変えるための第一歩を目的としています。9月5日から10月11日までの期間中に、SNSで「#やさしさアクション」を付けて投稿することで、特定の数の投稿に対し生理用ナプキンが提供される仕組みです。これにより、スラムに住む女子生徒たちへの教育機会の拡大を目指します。
このキャンペーンと並行して、ケニアの子どもたちが学校に通えるよう、寄付プログラム「ホープ・サポーター」の募集も行います。このプログラムに参加することで、継続的な支援の基盤を築くことができます。
日本の寄付行動について
一方、日本の寄付行動についての最新調査によると、141か国中141位と非常に低い水準であることが示されています。例えば、寄付をした日本人は17%しかおらず、国際平均の35%に大きく下回っています。こうした現状に対して、SHIFT80はSNSを通じて「誰もが気軽に参加できる支援のきっかけ」を提供すること重要視しています。
寄付方法と参加方法
キャンペーンは以下のように進行します。
- - 実施期間:2025年9月5日(金)〜10月11日(土) 23:59
- - 参加方法:自身のSNSアカウント(Instagram、X)より、「#やさしさアクション」を付けて、やさしさを感じたエピソード・写真・動画を投稿することで生理用品が寄付されます。
- - 寄付プログラムの連動:同期間にマンスリー寄付の「ホープ・サポーター」を募集します。
- - キャンペーンサイト:SHIFT80について
この限りある支援をより多くの女子生徒に届けるために、3000件の投稿を目標とし、達成時に生理用ナプキンを提供します。
最後に
特定非営利活動法人シフトエイティの代表理事、坂田ミギーは、「わずかなやさしさが大きな変化を生む」と信じて活動されています。SNSを通じての小さな一歩が、教育の機会を奪われた女子たちの未来を照らす希望につながることを願っています。この「やさしさアクション」に、あなたもぜひ参加してください。