星野リゾートが蔵王温泉に新たな温泉旅館「界 蔵王」を開業予定
2026年の秋、星野リゾートが山形県・蔵王温泉に新たな温泉旅館「界 蔵王」をオープンします。星野リゾートとしては初の山形進出であり、期待が高まります。この施設は、蔵王連峰の美しい自然に囲まれた環境に位置し、蔵王の象徴ともいえる「御釜」をテーマにした開放的なルーフトップテラスを備えています。旅行者に、息を呑むような絶景と充実した湯浴み体験を提供することを目指しています。
蔵王温泉の魅力
蔵王温泉は、開湯1900年以上の歴史を持つ温泉地で、「天空の温泉郷」として名高い標高880mに位置します。その特徴的な泉質は「姫の湯」や「美肌の湯」として親しまれており、特に強酸性の硫黄泉は国内でも有数です。この温泉の形成に寄与しているのが「御釜」であり、その美しい火口湖は四季折々で異なる表情を見せ、多くの旅行者を魅了します。歴史と自然の恵みが見事に融合したこの温泉地は、訪れる人々に特別な体験を提供します。
「界 蔵王」の特徴
1. 絶景を楽しむルーフトップテラス
「界 蔵王」の最大の魅力は、蔵王のシンボル「御釜」をモチーフにした360度のルーフトップテラスです。このテラスは視界を遮るものがなく、東には雄大な蔵王連峰、西には美しい田園風景と朝日連峰が広がります。テラスの中央にはジャグジーバスが設けられており、さまざまな表情を見せる景色を眺めながらの入浴が楽しめます。また、テラスには各所に腰掛けられるスペースもあり、ここで心を落ち着けながら自然と触れ合うひとときを過ごすことができます。
2. 硫黄泉を堪能できる大浴場
宿泊棟の隣に位置する湯小屋では、強酸性の硫黄泉の恵みを存分に楽しむことができます。異なる濃度の三つの湯船を備えており、ゆっくりと体を慣らしながら入浴を楽しむことが可能です。露天風呂に入ると、露天風呂の前には蔵王石を配した美しい庭園が広がり、四季折々の移り変わりを感じながら静かな入浴を楽しめます。ルーフトップテラスとはまた異なり、心を和ませる雰囲気が広がる空間が魅力です。
施設概要
- - 施設名:界 蔵王
- - 客室数:49室
- - 付帯施設:フロント、大浴場、食事処、ルーフトップテラス、ショップ(宿泊者専用)
- - 敷地面積:6,320.03㎡
- - 建築面積:1,212.53㎡
- - 延床面積:6,127.29㎡
- - 開業日:2026年秋(予定)
- - 予約開始:未定(詳細は今後発表予定)
- - 設計監修:神谷修平+カミヤアーキテクツ
- - 施工:株式会社市村工務店
星野リゾート観光活性化ファンド
星野リゾートは、観光地の活性化を目的としたファンドを運営しており、「界 蔵王」はその第3号案件です。このファンドは2020年に発足し、日本国内の優良観光地への投資を行うことで、国内観光・宿泊産業の成長をサポートしています。次に開業予定の「界 草津」と「界 宮島」とともに、地域の魅力を再発見・発信していくことで、多くの訪問者を迎えることを目指します。
「界」は、24施設を展開しており、各地の伝統と現代のニーズを融合させたおもてなしを追求しています。2026年には、「界 草津」や「界 宮島」、「界 蔵王」と新たな施設オープンが控えており、さらなる期待が寄せられています。ぜひ、蔵王での新しい癒しの体験を楽しみにお待ちください。