2024年度新書体第2弾、モリサワが提供開始
2025年2月12日、水曜日に株式会社モリサワは、Morisawa Fontsをご契約中のお客様向けに2024年度新書体第2弾の提供を開始しました。この新スペックでは、2024年10月に発表された第1弾に加え、合計37ファミリーの書体が登場します。
多彩なフォントが追加
モリサワの今回のアップグレードでは、特に目を引くのは初の和文バリアブルフォント「DriveFlux」。このフォントは、シンプルで対称的な形状と、幾何学的なストロークで構成され、オンライン利用を考慮しています。また、ハングルに対応したUDフォント「Clarimo UD KR」や、多言語に対応した「Role Sans」、欧文書体の「Magmatic」や「Eggwhite」、「Dispatch 2」など、多様なデザイン表現が可能です。
「DriveFlux」の魅力
「DriveFlux」は、4つの可変軸を持ち、使用者が直感的にデザインを調整可能なフォントです。Weight(ウエイト)、Smoothness(スムースネス)、Contrast(コントラスト)、Italic(イタリック)という軸を使い、細かな調整が行えます。これにより、映像やウェブでの新たな文字表現が実現されます。デザインを楽しむ上で、欠かせないツールとなるでしょう。
特設ページでは、実際に各軸の数値を動かしながらフォント調整を試すことができ、視覚的な理解を深めることができます。これにより、ユーザーは自分のイメージにピッタリと合ったデザインを生み出せるのです。
公式noteでの情報発信
また、モリサワ公式noteでは「DriveFlux」のデザイン特徴やその開発過程についても説明しており、理解をより一層深めるための資料として活用できます。こちらも、ぜひチェックしてみてください。
新書体の利用方法
新書体を利用するためには、Morisawa Fontsサービスサイトにログインし、アクティベートする必要があります。「フォントを探す」から「2024年度 新書体」にチェックを入れて検索し、好みの書体を選ぶだけです。対象OSはWindows 10 20H2以降、macOS 10.15以降となっており、常時ネット環境が必須です。
ただし、バリアブルフォントの動作については、システムやアプリケーションによって異なるため、Adobe IllustratorやAdobe InDesign以外では正しく動作しない場合があります。どのアプリケーションが対応しているのかは、別途調べる必要があります。
プランによる制限
新書体は、契約プランによって利用可能な内容が異なるため、詳細は対象プランを選択し確認することが肝要です。また、MORISAWA PASSPORT/MORISAWA PASSPORTアカデミック版の新書体提供は終了していますので、移行を考える方はMorisawa Fontsへの登録を検討してください。教育機関や公共団体向けの特別サービスについても、公式サイトで詳細に案内されています。
お問い合わせ窓口
新書体の利用方法について不明点がある場合は、Morisawa Fontsサービスサイト内のチャット機能や問い合わせフォームを利用できます。何か質問があれば、株式会社モリサワの広報宣伝課に直接連絡を取ることも可能です。
新しい書体の登場は、クリエイティブな表現の可能性を大きく広げてくれるものであり、モリサワの新しい試みに期待が高まります。