インバウンド需要に応える新たな旅行体験の提供
株式会社Japanticketが展開する「Japan ticket」は、株式会社キュリネスとのAPI連携を開始し、訪日外国人向けの新しい旅行体験を提供します。この連携により、宿泊ホテルに滞在する外国人観光客は即時に日本の外食やアクティビティを予約できるようになります。
連携の背景
2024年10月、訪日外国客数は前年同月比で132.7%、432万人に達しており、年間累計は3000万人を突破しました。この動向は、インバウンド市場の活発化を示しており、特に高単価の体験型コンテンツの需要が高まっています。これを受けて、「Japan ticket」と「キュリネス」の連携は、充実した訪日体験を提供し、地域経済の活性化にも寄与することを目指しています。
観光庁のデータによると、訪日外国人の旅行消費額は2019年比164.8%にまで回復し、特に中国からの観光客が多く占めています。これにより、地域密着型のサービスが求められるようになりました。
連携の概要
キュリネスの「環日遊シリーズ」は、レストランやチケット、配車の予約ができるプラットフォームです。「Japan ticket」との連携により、京王プラザホテル新宿やハイアットセントリック銀座などで提供するセルフグルメ予約サービスの一環として、日本国内の体験チケットを提供できます。
加えて、キュリネスは中国国際航空と連携し、同航空のVIP会員向けに新サービスプラットフォームを提供しています。このアプリにおいても「Japan ticket」の体験チケットが購入可能になります。
連携のメリット
APIの連携によって、宿泊するホテルは周辺の飲食店や観光スポットの予約サービスを一元的に提供できるようになりました。特にスマートコンシェルジュサービス「QRコンシェルジュ」を導入しているホテルでは、あれこれと手間をかけずに、旅行客に多様な体験を提供できます。
これにより、ホテルの宿泊客は日本滞在時に必要なサービスを一括で受けられるようになり、顧客満足度の向上につながることでしょう。また、地域経済にも好影響をもたらすと期待されています。
今後の展望
Japanticketは、今後もアライアンスネットワークを拡大し、日本各地の観光事業者のインバウンド集客をサポートしていく方針です。また「Japan ticket」は、海外プラットフォームや自社サイトを通じて、多くの魅力的な日本の体験サービスを提供。これにより、インバウンド集客の最大化を図る狙いがあります。
さらに、予約管理や決済を「Japan ticket」で一元化し、外国語に対する課題も軽減されます。事前予約時のキャッシュレス決済により、無断キャンセルのリスクも減少し、よりスムーズな旅行体験の提供が期待されます。
まとめ
「Japan ticket」と「キュリネス」の連携によって、訪日外国人に対して新しい旅行体験が提供され、地域経済の活性化にもつながるこの取り組み。日本を訪れる観光客にとって、便利で魅力的な旅行体験を実現する準備が整いました。今後の発展に目が離せません。