クラブメッドの2024年業績と未来への展望
オールインクルーシブリゾート業界のリーダー、クラブメッドは2024年に前年比7%の成長を遂げ、記録的な業績を実現しました。特に冬季の山岳リゾート部門では前年比20%成長を記録し、全体の売上の35%を占めるまでに至りました。この成長トレンドは、体験型スキー・バカンスへの需要の高まりが大きく寄与したといえます。
2024年度の総売上高は20億9千万ユーロに達し、滞在客数も150万人を超える見込みです。リゾートの総ベッド数も5%増加し、平均稼働率は75%となっています。また、全リゾートがプレミアム化またはエクスクルーシブ・コレクションという高級路線に移行し、今後も高級旅行市場における競争力をより一層強化しています。
ESAP市場に見る成長
特に注目すべきは、ESAP(東アジア、南アジア、太平洋地域)において、売上高が前年比24%増を達成したことです。この地域から約26万人のゲストがクラブメッドリゾートを訪れました。特に日本や中国、ヨーロッパアルプスの山岳リゾートが好調で、エクスクルーシブ・コレクションの需要も高まりを見せています。
日本市場においては、前年比24%の成長を見せており、特にモルディブにある「クラブメッド・カニフィノール」および「クラブメッド・フィノールヴィラ」の成長率はなんと265%にも達しました。これにより、過去最高の売上高を記録しました。この成長は、特にハネムーンや家族旅行など、幅広い世代からの関心が強いことを示しています。
クラブメッドの未来への戦略
2025年には創立75周年を迎え、これを機にさらなる成長を目指しています。クラブメッドは、プレミアムなオールインクルーシブ・リゾートのリーダーシップを強化し、マクロ経済や地政学的リスクにも負けない持続的な成長を追求しています。具体的には、夏季の山岳リゾートへのアプローチを強化し、観光業界の変化に柔軟に対応する新たな体験を提供する予定です。
さらに、環境意識の高い運営を進めるために「Happy to Care」という持続可能な観光戦略を掲げ、社会への貢献も視野に入れた事業運営を行っています。新しく建設されるリゾートにはBREEAM認証を取得する計画があり、責任ある観光の実現に貢献する姿勢が見て取れます。自社の持続可能な取り組みとともに、地域社会への貢献も続けていく意向を示しています。
新たなリゾート計画
2025年から2028年にかけて、いくつかの新リゾートが開業予定です。例えば、2026年にはマレーシア・ボルネオに初のBREEAM認証リゾートが開業する他、南アフリカやブラジルにも新たな拠点が誕生します。これにより、クラブメッドの国際的なプレゼンスをさらに拡大する計画です。
クラブメッドは、今後もリラクゼーションとアドベンチャーを融合させた、洗練されたホリデー体験を提供し続けることで、旅行者の期待に応えていきます。2025年のさらなる成長に向け、継続的に努力を重ねていく姿勢を示しています。これからも多くの人々に愛されるオールインクルーシブリゾートとしての地位を確立していくことでしょう。