セルフレジ利用率、91%に!前回調査から12ポイント増加 - LINEリサーチが最新調査結果を発表
LINEリサーチが実施した「セルフレジ(無人レジ)」に関する調査結果によると、利用率は全体で91%に達し、前回調査から12ポイント増加しました。認知率は99%とほぼ横ばいですが、利用経験率も9ポイント増加し、セルフレジの普及が進んでいることがわかります。
今回の調査は、全国の18歳から59歳の男女2107人を対象に、スマートフォンを用いたWeb調査によって行われました。調査結果によると、「セルフレジ(無人レジ)」の認知率は99%と非常に高く、男女別、年代別でもほぼ同率でした。
「知っているし、利用している」という現在利用率は91%と、前回調査の78%から大幅に増加しました。特に30~50代男性の現在利用率は、前回の72%から88%と大幅に増加しています。
さらに、現在利用している人が、身の回りにどれくらいいると思うかを聞いたところ、全体で「57.8」という流行体感スコアとなりました。これは、およそ2人に1人が利用しているイメージを持っていることを示しています。
1年後には、現在の1.2倍にあたる「70.6」という流行予想スコアとなり、1年後の利用率はさらに増加すると予想されます。
利用意向は?今後の普及に向けて
では、実際にセルフレジを利用してみたいと思う人はどれくらいいるのでしょうか?
「ぜひ利用してみたいと思う」「機会があれば利用してみたいと思う」という利用意向がある人の割合は、全体で84%でした。特に10~20代女性の利用意向は9割を超えており、若い世代ではセルフレジへの関心が高いことがわかります。
セルフレジ利用意向のある人からは、「有人レジが混んでいるときにスムーズに会計ができる」「店員さんの負担を軽減できる」「購入したものを見られない」といった意見が多く寄せられました。
一方、「会計のし忘れやミスがこわい」「時間がかかってしまう」といった声もありました。
セルフレジ普及のカギは?
セルフレジは、レジの混雑緩和や時間短縮、人手不足の解消など、多くのメリットがあります。しかし、利用者の中には、操作に不安を感じたり、レジの混雑を避けるために、あえて有人レジを利用したいと考えている人もいるようです。
セルフレジをより多くの人に利用してもらうためには、操作の簡便化や、会計ミス防止のための工夫など、さらなる改善が必要になるでしょう。
また、セルフレジ導入店舗の増加だけでなく、店員による丁寧な説明やサポートも重要です。利用者にとって安心安全な環境を提供することで、セルフレジの利用促進に繋がるでしょう。
今回の調査結果が、セルフレジのさらなる普及に向けた取り組みの参考になれば幸いです。