新たな移動手段の実証事業が始まる
WILLER株式会社とイオンモール株式会社は共同で、インドネシア・ジャカルタ郊外に位置するスマートシティ「BSDシティ」にて、オンデマンド交通の実証事業を行うことを発表しました。このプロジェクトは、2026年1月28日から2月26日までの約1か月間にわたって実施され、地域住民や来訪者のさまざまな移動ニーズに対応します。
インドネシアの都市部では、マイカーや家族による送迎が普及しており、その結果、交通渋滞が大きな問題となっています。在住者たちは、交通手段の選択肢が限られているため、特にファースト/ラストワンマイルの移動サービスに不満を感じている状況です。このプロジェクトでは、利用者が自分の状況に応じて最適な移動手段を選べるような、公共交通の充実が求められています。
本実証事業は、インドネシア政府が提唱する「15-Minute City構想」に基づいています。これは、住民が住宅から徒歩、または公共交通機関を利用して、15分以内に生活に必要な公共施設にアクセスできるまちづくりを目指すものです。具体的には、イオンモールBSDシティを中心に、現在Phase3として開発中のHiera地区を含むエリアにジオフェンスを設定し、利用者が専用アプリを通じて呼び出すことのできるエリア型オンデマンド交通を運行します。
これにより、鉄道駅、商業施設、住宅地、大学、病院など、地域内の主要拠点をスムーズにつなぐ移動環境を整備します。地域全体の回遊性を向上させることで、住民や訪問者がより快適な移動を享受できるようになることを目指します。
WILLERは、これまでの技術力と運行経験を活かし、ASEAN地域でのMaaS(Mobility as a Service)実装のノウハウを活用します。一方でイオンモールは、現地のパートナーとの連携や地域住民のサポートを通じて、商業エリアの最適化と移動の利便性向上に努めます。
今回の実証事業で得られたデータや結果をもとに、WILLERは今後、インドネシア国内の他の地域における持続可能なビジネスモデルの展開を検討しています。これは、住民の生活をより便利にするための重要な一歩となるでしょう。
実証事業の概要
- - 実証期間: 2026年1月28日(水)~2月26日(木)
- - 運行時間: 7:00~22:00
- - 運行車両台数: 2~3台
- - 料金: 無料
- - 乗降場所: 運行エリア内の145ヶ所に設定された仮想バス停
詳細な情報は
こちらのサイトをご覧ください。
この取り組みが、インドネシアにおける移動の未来にどのように寄与するのか、今後の展開が期待されます。