土砂災害情報サービス「どしゃブル」が国土強靱化事例集に登場
最近、パシフィックコンサルタンツ株式会社が開発した土砂災害情報サービス「どしゃブル®」が、内閣官房が発行する「国土強靱化 民間の取組事例集」に掲載されました。この事例集は、日本国内における災害に強い社会を構築するための取り組みをまとめたもので、建設業、製造業、サービス業、金融業などのさまざまな分野での先進的なアプローチが示されています。
「国土強靱化 民間の取組事例集」について
「国土強靱化 民間の取組事例集」は、内閣官房が全国の企業や団体が行っている様々な災害対策を収集し、紹介するものです。多様な業界におけるリスク軽減や迅速な復旧策が取り上げられており、業界固有の課題への対応策や現場での工夫、平時の活用方法についての具体例が数多く紹介されています。これにより、各企業の取り組みが他の業界にも参考にされることを狙っています。
「どしゃブル®」の概要
「どしゃブル®」は、高度な雨量測定技術「XRAIN」を活用し、現在地や登録した地点の降雨状況をリアルタイムで把握できる情報サービスです。このサービスの最大の特長は、独自の判定手法によって、土砂災害の発生リスクをお知らせするアラート機能です。この機能により、利用者は自らの命を守るための迅速な判断を行うことが可能となっています。
モバイルアプリと企業向けサービス
現在、「どしゃブル®」は一般向けのモバイルアプリとして提供されているほか、製造業や道路管理、建設業、自治体向けには「どしゃブル®Pro」が用意されています。特に「どしゃブル®Pro」は、製造業の企業において、発電施設や鉄塔の降雨状況の確認やそれに伴う維持管理に役立つ情報を提供しています。
防災デジタルサービスの提供
パシフィックコンサルタンツは、「どしゃブル®」以外にも、「しらベル®」や「emaxien®」、「スマート防災ソリューション」などの多彩な防災デジタルサービスを展開しています。これらのサービスは、住民や企業、行政など幅広いユーザーに利用され、自然災害から人々を守るための支援を行っています。
パシフィックコンサルタンツとは
1951年に設立以来、70年以上にわたり、パシフィックコンサルタンツは建設コンサルタント業界のリーディングカンパニーとして、多様な社会インフラ整備やまちづくりの計画・設計・運用に深く関与してきました。同社のビジョンである「未来をプロデュースする」という理念のもと、持続可能な社会の実現に向けた新しい価値の提供を行っています。
会社情報
以上のように、「どしゃブル®」は日本の災害対策において重要な役割を果たしており、今後もその活用が期待されます。