モースマイクロ、アジア展開
2022-02-16 11:34:30
モースマイクロがWi-Fi HaLow展開を加速、アジア市場に新たなチームを結成
モースマイクロがアジア市場に進出
2022年2月16日、オーストラリアのファブレス半導体企業モースマイクロ(Morse Micro PTY. LTD.)は、アジア地域における事業拡大を発表しました。この一環として、Wi-Fi HaLowの普及を加速させるために、専任のセールス担当エグゼクティブチームを新たに結成しました。
アジア市場拡大の背景
モースマイクロは、IoT(モノのインターネット)向けのWi-Fi技術において新たなスタンダードを打ち立てることを目指しています。特に、アジア太平洋地域は経済成長が著しく、たくさんのビジネスチャンスが存在しています。新たに構成されたチームは、大中華区、韓国、日本など主要市場での活動を強化し、顧客との関係を深めることを目指しているのです。
新チームの概要
今回加わった3名のエグゼクティブは、それぞれ異なる地域での豊富な経験を持っています。デレック・パク氏は韓国カントリーマネージャーとして事業開発を担当し、エディー・チャング氏は大中華区のカントリーマネージャー、田中健仁氏は日本のカントリーマネージャーとして、それぞれの地域でのWi-Fi CERTIFIED HaLowの顧客基盤拡大や戦略的パートナーの獲得に注力します。
Wi-Fi HaLowの特長
モースマイクロのWi-Fi HaLow製品群は、業界最小・最速・低消費電力で運営されています。その中でもMM6104 SoCやMM6108 SoCは、チャンネル帯域幅に応じた高いスループットが特長です。従来のWi-Fi技術と比較して、10倍の通信距離と100倍の面積、さらに1,000倍の体積をカバーできるという特異な能力を持っています。
この技術は、特に1GHz未満の周波数帯を利用することで、障害物を超えた通信が可能であり、IoTデバイスの接続を容易にします。最大8,191台のデバイスを単一のアクセスポイントで接続できるため、企業のネットワーク構築がシンプルに行え、コスト削減にも寄与するでしょう。
戦略的パートナーおよび顧客との関係構築
新チームは、Wi-Fiモジュールやリファレンスデザインのパートナーシップを開発し、各市場での販売チャネルを拡充させることを計画しています。CEOのマイケル・デニル氏は、この発表を機にさらなる国際的成長を図り、Wi-Fi HaLowのマーケットリーダーとしての地位を強化する意向を示しています。
モースマイクロのビジョン
モースマイクロは、IoT市場において持続可能な技術革新を追求している企業です。同社は、今後もアジア市場においてWi-Fi HaLow技術の普及を進め、利用シーンを拡大させることで、より多くの顧客にサービスを提供していく方針です。現在、評価用のサンプル出荷も行っており、顧客からのフィードバックを重視した開発に取り組んでいます。
公式サイトにてさまざまな情報が公開されていますので、興味のある方はぜひ確認してみてください。www.morsemicro.com
会社情報
- 会社名
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Morse Micro PTY. LTD.
- 住所
- Level 8, 10-14 Waterloo Street Surry Hills, NSW 2010
- 電話番号
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