武蔵野大学、国際交流を通じた学びの拡充
2023年6月、武蔵野大学はサステナビリティをテーマに香港教育大学の学生との国際交流プログラムを実施しました。このプログラムは、両大学のSDGsに関する教育活動の関心から生まれ、香港教育大学から約50名の学生が日本を訪れ、持続可能な社会の実現に向けた学びを深める貴重な機会となりました。
プログラムの内容と学生たちの活躍
プログラムは2026年6月25日と30日の2日間にわたり行われ、初日は武蔵野大学の准教授明石修による大学の概要説明から始まりました。学生は6つのテーブルに分かれ、自己紹介を行い、共通言語である英語を用いてコミュニケーションを図りました。
参加した学生は、自身の環境プロジェクトについて発表しました。例として、ボードゲームを利用した環境教育や、マイボトルステーションの導入、ヒートアイランド現象の対策、ゴミの分別・リサイクルについての取り組みなどが紹介されました。また、看護学科の学生も参加し、カンボジアでのヘルスプロモーション活動について話をしました。
特にDeng Wenjing教授からの質問もあり、学生たちは自分たちのプロジェクトに関する深い理解を示しました。香港教育大学の学生は、日本よりも高層ビルが多いため、ヒートアイランド現象に興味を持っており、日本の研究や実践から学びを得たいと考えていた様子がうかがえました。
コミュニケーションの深化
30日には、プログラムがさらに充実した形で実施されました。学生が発表を聞いた後、テーブルの仲間と質問事項を話し合い、代表者がその質問を発表する形式に変更されました。「この調査の目的は何か」、「ヒートアイランド現象の対策としてどのような工夫ができるのか」といった具体的な質問が交わされ、国際的な意見交換が活発に行われました。
その後、コミュニティガーデンを訪れ、実際の環境保全の取り組みを体験しました。学生たちは、コンポストや雨水再利用装置を見学し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを実感しました。
ゴミ分別への関心
プログラムの一環として、教室内に日本のゴミ分別の仕組みを示した案内が設置されました。これを見た香港教育大学の学生たちは、関心を持ち、どのように分別するか質問し合いました。普段行われている日本のゴミ分別の取り組みは、新たな学びの要素となり、双方にとって有意義な体験となりました。
学生たちの声
参加した学生からは、「日本のゲームに興味があり、ボードゲームを通じた環境教育が印象に残った」や「ごみの分別が日本と異なり興味深かった」という感想が寄せられました。また、相手国の文化や研究に触れ合うことで新たな視点を得たという声もありました。
教員のコメント
明石准教授は、サステナビリティの課題を考える上で、国や文化が違っても対話が重要であると強調しました。学生たちの真剣な姿勢が印象深く、コミュニケーションを通じて成長を感じる機会となったことを語りました。今回の交流は、今後の国際協力や環境問題への取り組みを進めるための重要なステップとなることでしょう。今後もこのような国際的なプログラムの実施が期待されます。
武蔵野大学の紹介
武蔵野大学は1924年に設立され、教育理念を重視しつつ、SDGsやAI活用などの先進的な分野へも積極的に取り組んでいます。今年には、国内初のサステナビリティ学科を開設し、2050年の未来を見据えた教育改革を推進しています。大学の目指すビジョンは、クリエイティブな人材の育成です。これからも多様な学びを通じて、学生たちが持続可能な社会に貢献していくことを期待しています。