SOÉJUが挑む新たな越境ECの真髄
D2Cファッションブランド「SOÉJU」が、越境ECサービスの対象エリアを拡大し、香港と台湾への販売を開始します。この進展は、あらゆる大人の女性に向けて、心地よい自己表現の場を提供することを目指しています。これまでの成長ストーリーや戦略をひも解きます。
SOÉJUの進化の軌跡
「SOÉJU」は、2018年9月に設立されて以来、店舗販売ではなく、試着の促進を重視した形で事業を展開してきました。強みは、“売らない”コミュニケーションスタイルと、お客様とのリレーションシップの構築です。これにより、驚異的なリピート率と誠実な価格設定を実現。
リピート率が99%を誇る一方で、商品の廃棄率は0.1%未満というサステナブルな取り組みも進めています。このような背景から、SOÉJUはブランド価値を高めることに成功しました。
越境ECサービスの拡大とその意義
今回の越境ECサービスの拡大は、2024年9月19日から米国に向けた販売を開始し、その後同年11月20日からは香港・台湾向けにも対応。また、約30型の商品ラインナップが用意されています。この取り組みは、「自分自身を表現しながら社会と心地よくつながる」というブランドの理念に基づいています。
「SOÉJU」は、言語や文化を超えて多くの大人の女性に魅力を届けるだけでなく、収集した販売データを分析することで、商品開発の質をさらに高めることを目指しています。これにより、グローバルな市場での競争力を維持し、足元の市場を着実に拡大する展望です。
商品代表例とサービス展開
SOÉJUでは、上質で知性を感じさせる素材を用いた定番アイテムを中心に提案しています。また、個別商品ではなく、基幹生地を元にしたシリーズ化が特色となっており、顧客のニーズに応える柔軟なアプローチが特徴です。サステナブルな生産と働き方の最適化が同時に進められています。
ブランディングの観点からは、テーラードジャケットやビット柄ブラウス、コクーンブラウスなど、シーンに応じたファッションアイテムが揃っています。これらは、50歳代からの女性にも対応したデザインで、長く愛用できることを重視しています。
顧客本位の体験を提供
オンラインでの試着から、東京・代官山のFitting Roomやポップアップストア、地方での出張型サロンまで、さまざまな手段で顧客との接点を持つことがSOÉJUの強みです。また、スタイリングサービス「SOÉJU personal」では、プロのスタイリストによるアドバイスを通じて、個々のニーズに合わせたスタイル提案が行われています。
結論:さらなる飛躍を目指して
モデラート社は「SOÉJU」を通じて、全ての女性が社会と心地よくつながる世界を目指します。越境ECの成功を契機に次なるステージへと進化していくSOÉJUから、目が離せません。日本国内外でのさらなる展開と成長に期待が寄せられます。