名古屋人間力大賞を盛り上げるプロジェクト
名古屋の若者たちが社会課題の解決に取り組む姿を後押しする「名古屋人間力大賞(NAGOYA outstanding young person、通称NOYP)」に、新たな動きが生まれました。この大賞は名古屋市及びその郊外に在住の20歳から40歳までの人々が対象で、科学技術や文化、環境など、多岐にわたる分野での貢献を評価し、表彰することを目的としています。
産学協同プロジェクトの発表
株式会社オープンハウスグループの名古屋支社が、この大賞の盛り上げに協力することを発表しました。公益社団法人名古屋青年会議所のアントレプレナー育成委員会が主催するこの取り組みでは、名古屋学院大学の学生と連携し、彼らの発想でプロジェクトを推進していきます。
このプロジェクトは、名古屋学院大学の現代社会学部に在学する学生たちと共に進められ、社会に対する深い理解を持つ彼らのアイデアがこのイベントに活かされることになります。学生たちは水野清教授の「プロジェクト演習」を受講し、知識や技能を実際の活動に結び付けていくことを目指します。
表彰式の日程と選考プロセス
今年の最終的な表彰式は、2025年10月24日に予定されています。選考は3段階に分かれており、まず書類選考が行われ、その後Web投票が実施されます。具体的には、名古屋青年会議所のメンバーの評価に基づき、一般の投票と学生による投票が合わさった結果が織り込まれます。最終的な結果は、選考委員の評価と協議を経て決定されます。
表彰される方には、一般部門からグランプリを選出し、さらに名鉄観光賞や愛知県知事賞、名古屋市長賞など、さまざまな賞が与えられます。名古屋人間力大賞は、社会に貢献する若者たちを称える大切なイベントであり、地域の意義ある活動を打ち出していく重要な舞台でもあります。
名古屋学院大学と地域社会
名古屋学院大学は、1964年に設立され、「敬神愛人」という建学の精神を根底に持ち、地域社会との連携を大切にしています。2024年には60周年を迎え、新たに開設される経営学部データ経営学科を含む9学部、2研究科を持つ綜合大学として、地域の課題解決に向けた取り組みを続けています。
大学は名古屋市との協力協定を結び、地域課題に対しても幅広い分野でのアプローチを実践しています。このような活動を通して、学生たちは実社会との接点を持ち、識見と実践力を養い、地元に密着した人材となることを目指しています。
株式会社オープンハウスグループの役割
一方、株式会社オープンハウスグループは、東京都に本社を置く企業で、不動産事業を中心にさまざまなサービスを展開しています。特に、地域に密着した事業展開を行い、住まいに関わる取り組みから、地域社会の発展にも貢献しています。
彼らは、地域共創や環境保全活動にも力を入れる企業として、今後も地域に根ざしたサービスを提供していく意向を持っています。若者たちの挑戦を支援し、地域の発展に寄与する姿勢はまさに、この名古屋人間力大賞にも通じるものがあります。
このプロジェクトがどのように進展し、どのような影響を地域にもたらすのか、今後の展開が楽しみです。