finojectがADLと提携しWeb3金融の新時代へ向けた戦略展開を加速

finojectとADLが提携

株式会社finojectが、アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社（ADL）との包括的提携を発表しました。この提携は、日本におけるWeb3金融領域の戦略策定や実行支援を共同で進め、日本がグローバルな金融リーダーになるための基盤を築くことを目指しています。

Web3金融の現状と課題

デジタル金融の急速な進展に伴い、各国で規制枠組みが整備されています。アメリカではステーブルコインに関する議論が活発で、欧州ではMiCAの導入が進められています。シンガポールにおいてはデジタル資産ライセンス制度が実施され、各地域でのデジタルヤイミール守りを強化しています。日本においても、国際競争力を維持するためには急速に変化する規制環境への適応が求められていますが、現状では業界全体の準備不足や規制当局との連携不足が際立っています。

包括的提携の意義

この新しい提携において、両社は「戦略から現場実装、規制準拠、事業検証、業界基盤作り」を包括的に支援します。特にWeb3金融が黎明期にある中、銀行系DXとの組み合わせは規制上の難易度が高いため、過去には「広げた風呂敷をたためない」事例も多く見受けられました。両社の協力により、様々なステークホルダーの目線を織り交ぜ、上流から下流まで一貫したサポートを提供することで、プロジェクトの実現可能性を高めることを目指しています。

両社の専門性

株式会社finojectは、元bitFlyerの三根公博氏が設立したWeb3金融に特化したコンサルティングファームです。幅広い実務経験と強力なネットワークを駆使し、クライアントに対して実効性のある戦略や商品開発を提供しています。

一方、アーサー・ディ・リトルは、世界最古の戦略コンサルティングファームで、多様な業界向けに創造的かつ実効性のあるコンサルティングを提供しています。両社の強みを生かした取り組みは、日本の金融機関がグローバル競争において競争力を維持する上で不可欠です。