熊倉涼子個展
2024-10-17 00:35:52

熊倉涼子の個展「汀の椰子、対蹠のグラスフロート」が神奈川で開催

熊倉涼子の個展「汀の椰子、対蹠のグラスフロート」開催



神奈川県鎌倉市に位置するギャラリーQuadrivium Ostiumが、2024年10月31日から11月12日まで、注目のアーティスト熊倉涼子による個展「汀の椰子、対蹠のグラスフロート」を開催します。この展覧会では、圧倒的な写実表現と多様なモチーフが融合した油彩作品が展示され、訪れた人々を魅了することでしょう。

圧倒的な写実表現と多様なモチーフ


熊倉涼子の作品は、神話や伝承、学問、思想など、人類の探求から生まれたイメージと現実の物が見事に組み合わさっています。彼女は、自身が制作したオブジェを用い、神話や歴史の人物像など、異なる要素を重ね合わせた作品を手がけています。今回の個展では、特に圧倒的な写実表現によって、過去のイメージと現実が同義化される様子が楽しめます。ただの絵画ではなく、現実の前提を覆すようなパラドックス的な感覚も呼び起こすことでしょう。このような作品を通じて、観る者は今目の前にあるものの真実性について考えさせられるのです。

古美術コレクションからのインスパイア


Quadrivium Ostiumは、古美術コレクションも魅力の一つです。熊倉涼子は、古美術に触れる中で新たな発想を得たとのことで、今回の展覧会ではそれらをテーマにした新作も出品されます。展覧会のタイトル「汀の椰子、対蹠のグラスフロート」は、彼女自身が名付けたもので、漂着物という概念から着想を得ています。

タイトルの背景


熊倉涼子は、漂着物について考えた際の感覚を反映させていると語っています。「椰子」という言葉は、柳田國男と島崎藤村のエピソードから得たもので、南方から日本に流れ着いたココヤシを見つけた柳田の驚きと、それに触発された藤村の詩「椰子の実」に由来しています。また「グラスフロート」は、外国からの漂着物として有名なビン玉を意味し、それにも興味を持った結果、このタイトルが生まれたそうです。

展示内容とイベント情報


この個展では、熊倉涼子が手掛けた絵画作品が多数展示され、販売も行われます。特に注目されるのは、彼女の描いた作品《Time Combing》や《Strangers》など、いずれも独自の視点で模索し続けるアートの具現化です。また、展覧会中の11月2日には特別なトークショーとレセプションパーティーも開催され、アーティストとの交流の場も設けられています。トークショーは無料で参加できますが、事前申し込みが必要です。

施設とアクセス


ギャラリーQuadrivium Ostiumは、鎌倉の美しい景観の中に佇む独自の空間です。ヨーロッパのアンティーク家具が飾られたこの場所では、古美術と現代アートが融合した新しいアート体験が可能です。電車やバスでのアクセスも良く、鎌倉駅から徒歩数分の距離で楽しむことができます。ぜひ、熊倉涼子の個展を訪れて、彼女の世界観に浸る時間をお楽しみください。

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  • - 開催日時: 2024年10月31日(木)~11月12日(火)
  • - ギャラリー営業時間: 11:00~17:00
  • - 入館料: 無料
  • - トークショー: 11月2日(土) 14:00から
  • - 場所: Quadrivium Ostium
  • - アクセス: 鎌倉駅からバスで約5分


詳細はギャラリーのWebページをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社Quadrivium
住所
神奈川県鎌倉市浄明寺5-4-32
電話番号

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