関西スタートアップ特集
2021-01-29 10:52:32
関西スタートアップレポート第5号発刊!成長する企業の未来を探る
関西スタートアップレポートが新たに発刊
関西地域におけるスタートアップの活力を伝える『関西スタートアップレポート』が2021年1月31日に第5号を発行しました。NPO法人である生態会が手掛けるこのレポートは、2018年の設立以来、関西の起業家を支援し、定期的なマッチング会や100を超える起業相談を行っています。
第5号の特徴
今回の第5号では、2020年における関西のスタートアップ市場の動向を詳細にまとめ、特にコロナ禍中においても成長を遂げた企業へのインタビューを行いました。
新規上場企業の増加
2020年は新規上場企業の数が93社に達し、これはリーマンショック以来の最多数です。特に関西からの新規上場は大きな増加を見せ、15社が関西本社として上場を果たしました。大阪では14社、滋賀からは1社が新たに上場しています。大学初のベンチャー企業も注目されており、創薬バイオベンチャーである株式会社ファンペップやクリングルファーマがその代表例です。
その他にも、接骨院向けの患者管理システムを提供する株式会社リグア、EC物流を支援する株式会社開通、デジタルマーケティングに強みを持つ株式会社I-neなど、コロナ禍の逆境を乗り越えた企業が目立ちます。
資金調達状況の変化
2020年の初めに緊急事態宣言が発令され、一時的に資金調達がストップしたものの、第4号では20件の調達が報告されるなど、徐々に回復傾向を見せています。特にITサービスやバイオ系のスタートアップが注目されており、これらの企業はコロナ禍での需要増加にも対応しています。
海外動向と日本の現状
アメリカのシリコンバレーではより厳しい影響が広がり、テレワークの普及や生活コストの低い地域への移転が進んでいます。一方で、日本では東京から淡路島に本社を移す企業も現れ、首都圏一極集中が見直されています。日本においても、今こそ新たな動きが始まるタイミングなのかもしれません。
注目の成長分野
生態会の理事長、アレン・マイナー氏は、特にオンラインコミュニケーション、巣ごもり需要、SDGsといった3つの分野に注目しています。これらの分野で活躍するスタートアップの取り組みが、今後の成長に繋がると期待されています。第5号では、これらの企業の詳細も紹介されており、関西のスタートアップの今と未来が手に取るように分かる内容となっています。
レポートの購入方法
『関西スタートアップレポート』は、年間契約での購読が可能です。冊子のみであれば定価50万円、PDFやエクセルデータを含むものは60万円で提供されています。
生態会は、関西の2府4県を本社とするスタートアップの成長を後押しするため、定期的な取材と情報発信を行っています。不明点については、NPO法人生態会のホームページからお問い合わせください。
このレポートは、関西の起業家や大手企業の新規事業担当者にとって、今後の経済活動に役立つ情報満載です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
会社情報
- 会社名
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NPO法人 生態会
- 住所
- 大阪市北区本庄東1丁目18番8号ベルハイツ1 1階コミュニティスペース5.6
- 電話番号
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