「きたきた捕物帖」最新刊
2024-07-02 16:04:29

宮部みゆき「きたきた捕物帖」シリーズ最新刊『気の毒ばたらき』10月上旬発売決定!

宮部みゆき「きたきた捕物帖」シリーズ最新刊『気の毒ばたらき』10月上旬発売決定!



人気作家・宮部みゆきの時代小説シリーズ「きたきた捕物帖」の最新刊『気の毒ばたらき』が、2024年10月上旬に発売されることが決定した。

「きたきた捕物帖」は、宮部みゆきが唯一「捕物帖」と名付けたシリーズで、江戸深川を舞台に、ヘタレ岡っ引き見習いの北一と、湯屋の釜焚きで暗い過去をもつ喜多次の「きたきたコンビ」が事件に翻弄されつつ成長していく時代ミステリーだ。

前作『子宝船──きたきた捕物帖(二)』から2年ぶりの新作となる本作は、シリーズ3作目となる。発売に先立ち、8月10日には文庫判『子宝船』が発売される。

シリーズ累計40万部突破



「きたきた捕物帖」シリーズは、第一巻から第二巻までで累計40万部を突破する人気を博している。読者からは「こんな捕物帖、読んだことがない」「応援したくなる」などの声が寄せられており、その魅力は、個性的なキャラクターと、謎解きだけでなく、江戸庶民の人情味あふれる描写にもある。

文庫『子宝船』には女優・宮崎美子さんとの対談を収録



文庫版『子宝船』には、女優・宮崎美子さんと宮部みゆきさんの対談が収録される。大の宮部ファンとしても知られる宮崎美子さんとの「きたきた」談義は必見だ。同世代の2人が、時代小説が教えてくれることや読書の喜びを語り合う様子は、作品の世界観をさらに深く理解するのに役立つだろう。

シリーズ新刊発売記念フェアで読者プレゼント



「きたきた捕物帖」シリーズ第二巻『子宝船』の文庫化と、第三巻『気の毒ばたらき』の発売を記念して、プレゼントキャンペーンが実施される。対象書籍6作品を購入された方の中から抽選で合計60名様に、「宮部みゆきさん直筆ミニサイン色紙」「特製てぬぐい」がプレゼントされる。応募方法は、対象書籍の帯袖から応募券を切り取り、ハガキに貼って応募する。

『子宝船』について



『子宝船』は、全3話を収録した短編集だ。第一話「子宝船」では、赤子を亡くした家の宝船の絵から弁財天が消えてしまった事件が発生。北一は、絵を描いたという男の家を訪れる。

第二話「おでこの中身」では、弁当屋一家三人が殺される事件が発生。現場を見ていられず、外に出た北一は、見物人のなかに怪しげな女がいることに気づく。

第三話「人魚の毒」では、北一が弁当屋の事件の真相を探っているところに、木更津湊でお上の御用を務めているという男が訪ねてくる。

著者について



宮部みゆきは、1960年生まれの作家。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール読物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。数々の賞を受賞し、時代小説から現代小説まで幅広い作品を世に送り出している。代表作に、『模倣犯』『小暮写眞館』『ソロモンの偽証』などがある。

「きたきた捕物帖」シリーズについて



「きたきた捕物帖」シリーズは、主人公が名探偵ではなく、市中で起こる大小のトラブルやもめごとを解決するトラブル・シューターという点が特徴だ。これまでの宮部作品とのクロスオーバーも、読みどころのひとつとなっている。

『気の毒ばたらき』は、10月上旬に発売予定。江戸深川を舞台に繰り広げられる「きたきたコンビ」の活躍を、ぜひ楽しみにしてほしい。


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