韓国の伝統生地を活かした国産バッグブランド、pionunnal
兵庫県神戸市を本拠地とするpionunnal株式会社が展開する「ピオヌンナル」は、韓国の伝統的なキルティング生地「ヌビ」を使用したバッグブランドです。2024年で創立5周年を迎え、これを機に初の単独ポップアップイベントの開催が決定しました。この5年間の成長を振り返るとともに、今後の展望についても触れていきます。
シンプルかつタフなデザイン
「ピオヌンナル」という名前は、韓国語で「雨の降る日」を意味しており、雨の日のお出かけを楽しくすることを目指しています。ヌビ生地の特性を活かしたバッグは、シンプルなデザインながら、シーンを選ばず使える汎用性が魅力です。さらに、コットン100%の素材で肌触りも良く、多くのママ世代や幅広い年齢層に支持されています。
特に、コロナ禍で注目された「洗えるバッグ」は一大ムーブメントを引き起こし、初開催のポップアップイベントでは多くの来場者が殺到。売上はこの5年間で5倍に跳ね上がったのです。
デザイナー、車 琴仙のビジョン
ブランドディレクターの車 琴仙は、群馬県出身で、日本国内で事務職やボディセラピストを経て2019年に「ピオヌンナル」を創業しました。自身の韓国のルーツを生かし、ヌビ生地の価値を広めたいという思いから始まったこのブランド。縫製業務や販売サイトの構築を夫とともに行い、顧客目線の製品作りを大切にしています。
5年間の成長と成功の要因
ピオヌンナルが急成長した理由の一つに、SNSを活用したマーケティング戦略があります。特に、妹の投稿がきっかけで注目を集めるようになり、都会的なデザイン「PIANO」が誕生しました。また、ポップアップショップの人気も上昇し、初の百貨店出店となる伊勢丹新宿店では、開店時間に長蛇の列ができるほどの反響があり、記録的な販売を達成。今ではポップアップイベントは開催のたびに高い注目を集めています。
今後の展望とグローバルな展開
ブランドの5周年を迎えた感慨とともに、国産バッグの素晴らしさを世界に発信したいとの思いが強まっています。今後は日本国内だけでなく、海外への展開も視野に入れており、実際に多くの海外の顧客からも購入されています。
さらに、コラボレーション企画も進行中で、様々なブランドと共同制作した製品を通じて新しい価値を創出しています。これからも「ピオヌンナル」は成長し続けることでしょう。
まとめ
「ピオヌンナル」は5周年を迎え、ますます注目を集めるブランドへと進化を続けています。シンプルでありながらタフなデザインが多くの女性たちの日常に寄り添う存在となっています。今後の動向についても注視していきたいと思います。また、ポップアップイベントでは多くの新作が展示される予定ですので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。