子育て中の社員が抱える夏休みの不安とは
近年、ワークライフバランスが注目され、子育て世代の社員が抱える課題が徐々に浮き彫りになっています。特に、夏休みは子育て中の親にとって試練の時期ともいえます。この夏休みに際し、ランスタッド株式会社が行った調査結果が発表されました。その結果、なんと50%もの子育て中社員が「夏休みに何らかの不安を抱えている」と回答したのです。これは、非子育て社員のわずか16%と比較すると、実に約3倍の数値です。
不安の原因
調査から浮き彫りになった不安の内容を見てみましょう。最も多いのは「子どもの昼食やお弁当の準備」で、71%がこの点にストレスを感じています。次いで、レジャーや電気代などの出費急増(48%)、生活リズムや宿題の監督負担(43%)、自分の時間が取れない(36%)という声も聞かれました。また、在宅勤務環境の広まりにより、「子どもが在宅していることで、作業やオンライン会議の集中が途切れやすい」といった悩みも27%が挙げています。子育て中のワーカーにとって、この期間が心理的・体力的に厳しいものになっていることが明らかとなりました。
外部リソースの活用
こうした不安を軽減するために、ランスタッドの「ワーキングペアレンツERG」は外部リソースの活用について真剣に考えています。ランスタッド社内で実施されたアンケートによると、外部リソース(ベビーシッターや家事代行など)を実際に利用したことがある社員はわずか7%という結果が出ています。大多数は、経済的な負担や他人に頼ることへの罪悪感、防犯面への不安などから利用に踏み切れていないのです。
「頼ること」の重要性
このような状況を打破するためには、外部リソースの利用を「手抜き」と捉えるのではなく、むしろ「持続可能な戦略」と再定義することが求められます。心理的ハードルを乗り越えるための具体的なアプローチとして、他者に頼ることは家族や職場での幸福度を高める大切なスキルです。子育て支援を行う認定NPO法人「ホームスタート・ジャパン」も参画し、頼ることの重要性を強調しています。
まとめ
このセッションを通じ、ワーキングペアレンツは自分たちの生活や仕事の中で、どのように外部リソースを上手に取り入れ、理想のバランスを見つけるかを模索します。仕事や育児の両立は難しい課題ですが、一人で抱え込まず、頼れる環境を作ることが鍵となるのです。子どもとの時間を大切にしながら、同時に自身のウェルビーイングも考える新しい働き方を提案する本イベントは、社員全体に有益な影響をもたらすことでしょう。