新入社員のエンゲージメント
2025-04-16 10:37:15

2024年度新入社員のエンゲージメント調査結果を公開

2024年度新入社員エンゲージメント調査結果が公開



人事の専門家をサポートするポータルサイト「HRプロ」を運営するProFuture株式会社は、2024年度新入社員のエンゲージメントに関する調査結果を発表しました。この調査は、就業して1年が経過した新入社員のエンゲージメント状態を可視化し、今後の新人研修や育成計画、採用活動に役立てることを目的としています。調査には30社が参加し、538名が回答しました。

調査の背景と目的


この「エンゲージメント合同調査」は、ProFuture株式会社が提供するエンゲージメントサーベイ『エンゲージメントコンパス』を活用して実施されました。調査を実施することで、企業が新入社員のエンゲージメントを向上させるための具体的な課題や改善ポイントを把握することが可能です。

調査結果の概要


残留意図とエンゲージメントの関係


調査結果において、エンゲージメントの中でも特に「組織エンゲージメント」のレベルが「残留意図」に大きく影響することが明らかになりました。信頼関係が強い職場環境では、新入社員の満足度が高くなる傾向が見られました。一方で、特に大企業では「残留意図」が低く、早期離職のリスクが指摘されました。

エンゲージメントのスコア


全体的に2024年度新入社員のエンゲージメントは前年よりやや向上しており、中小企業の新入社員の満足度が特に高いという結果になりました。具体的には、「職務エンゲージメント」が3.57、「職場エンゲージメント」が3.63、「組織エンゲージメント」が3.39という結果です。

高い信頼度と低い自律性


調査対象者が特に高く評価した要因は「信頼・互恵」で、平均スコアは3.94となっています。しかし、「自律性」に関する部分は最も低く、3.37と評価されています。これにより、新入社員が上司や先輩の指導のもとで業務を行っていることが示唆されています。

今後の展望


この調査結果を基に、企業は新入社員のエンゲージメント向上に向けた具体的な施策を考えていくことが求められます。特に信頼関係の構築や、自らの判断で業務を遂行できる環境を整えることが重要な課題として浮上しています。

まとめ


2024年度の新入社員エンゲージメント調査結果は、信頼関係の強化が重要であることを改めて示しました。また、中小企業における新入社員の満足度の向上が見られる一方で、大企業においては注意が必要だということも明らかになりました。企業が今後の人材育成や採用戦略にこの調査結果を反映させることが期待されます。


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会社情報

会社名
ProFuture株式会社
住所
東京都千代田区永田町2-14-2山王グランドビル 5階
電話番号
03-5251-5360

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