日本のポリオ支援
2024-12-12 15:50:08

日本がパキスタンのポリオ根絶支援に4億5,500万円を提供

日本の新たな支援、パキスタンのポリオ根絶へ



日本政府は、パキスタンにおけるポリオ根絶に向けた新たな支援として、国連児童基金(UNICEF)を介して4億5,500万円の無償資金を提供することを発表しました。この支援は、2025年に予定されている予防接種キャンペーンで使用される2,022万回分以上の経口ポリオワクチンを調達するために使われます。

パキスタンにおけるポリオの現状



パキスタンは、依然として野生株ポリオが根絶されていない国の一つであり、2024年には59件のポリオ症例が報告されています。このような悲劇的な状況を受け、パキスタン政府は広範な戦略的行動計画を策定し、2025年に向けての感染ゼロを目指して取り組みを強化しています。特に、全国規模で行われる予防接種活動は、4,540万人以上の5歳未満の児童を対象としており、地域で活動する保健員は重要な役割を果たします。

Waqas Khanさん(仮名)は、保健員として活動しており、日々の任務では通信網を活用して保護者にワクチンの重要性を伝えることに尽力しています。「私たちの活動が未来の子どもたちのために必需品を提供するのだから、自分たちの任務には意義がある」と彼は語ります。

日本の長期的な支援



日本政府は、30年以上にわたりパキスタンのポリオ根絶を支援しています。この度の資金協力は、1996年から続く取り組みの一環で、これまでの支援総額は約2億4,219万4,000米ドルに上ります。高野修一在パキスタン・イスラム共和国日本国臨時代理大使は、「私たちの支援は今後も続く。特に、ワクチンを通じて子どもたちの命を守る意義を理解している」と述べています。

UNICEFの役割



UNICEFは、ポリオ根絶を達成するための重要なパートナーです。アブドゥラ・ファディルUNICEFパキスタン事務所代表は、「私たちの協力により、すべての子どもたちにワクチンを届ける取り組みを続けます」と語ります。また、彼は日本の支持がパキスタンの子どもたちの未来に多大な影響を与えていることを強調しました。

未来への展望



ポリオは、非常に感染力の高いウイルス性の疾患で、特に5歳未満の子どもに深刻な影響を及ぼします。感染を防ぐためには、ワクチン接種が不可欠です。この取り組みを通じて、ワクチンが全国の子どもたちに確実に届けられ、多くの命が守られることを願います。

「私たちの支援は決して無駄にはなりません。すべての子どもたちがワクチンを受けられるよう、全力を尽くします」とファディル氏は力強く締めくくりました。


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