地元アーティスト支援の新たな試み「ASUEチャリティーアートオークション」
2024年11月20日から23日にかけて、東京都代官山にて「ASUEチャリティーアートオークション」が開催されます。このイベントは、CCCアートラボと株式会社Artfieldが共同で企画したもので、若手アーティストが海外での挑戦を果たすためのサポートを目的としています。
現代アートの進化と支援の必要性
現代アートは日々新たな表現方法を模索し続けています。国際的な舞台での評価も徐々に高まる中、アーティストたちには経済的な支援が欠かせません。このアートオークションは、次世代のアーティストがさらなる飛躍を遂げるための資金を集める場となるでしょう。
主催者はこのチャリティーにおいて得られた収益の一部を、独立行政法人国際交流基金に寄付し、若手作家が海外で活動するための助けとする計画です。これにより、「ASUE」の発展が現代アートの未来を支えることを目指します。
参加方法と特設サイトの充実
オークションは、入札期間中にオンラインで行なわれ、最も高い値段で入札した方が作品を落札できる形式です。競り上げ方式ではないため、ゆっくりと自分の希望価格を設定することが可能です。参加を希望する方は、オンラインで事前に会員登録または現地での申し込みが必要です。登録後は、特設サイトで各LOTの詳細を閲覧しつつ、入札を行うことができます。
作品の支払いは、オークション終了後10日以内に銀行振込という形で行われ、落札作品は入金確認後に受け渡されます。また、作品の配送も希望でき、梱包費用を含めた見積もりも受けられます。オークション開催期間中には出品作品を直接見ることができる「ビューイング」も行われ、来場またはオンラインでの閲覧も可能です。
参加作家とその魅力
本オークションには、国内外で高く評価されている著名アーティストの作品が多数出品されます。たとえば、片山真理の「hole on black」は、身体と社会との関係を問いかける作品で、アメリカやヨーロッパでも注目されています。彼女は自身の身体を題材にした独特なアートを展開しています。
吉原治良は、日本の抽象表現主義の先駆者であり、彼の作品は力強い筆致や豊かな色彩が特徴です。また、オーストリアの陶芸家ルーシー・リーによる「カップ&ソーサー」は、機能性と美しさを兼ね備えた作品として評価されています。篠田桃紅は、現代アートと書道を融合させた作品「祭」で知られ、その力強い表現が多くの人々に影響を与えています。
開催情報
- - 入札期間・ビューイング: 2024年11月20日(水)17:00~11月23日(土)17:00
- - 結果発表: 2024年11月23日(土)18:00(オンライン発表)
- - レセプション: 2024年11月20日(水)17:00~20:00
- - 会場: 代官山ヒルサイドテラス F棟1階
このチャリティーアートオークションは、若手アーティストにとっての新しい機会となり、現代アートに興味を持つ多くの人々にも魅力的なイベントになることが期待されます。来場やオンライン参加を通じて、新たなアートの可能性を体験してください。