小型家電回収サービス
2015-02-27 15:00:28

リネットジャパンと佐川急便、全国初の小型家電回収サービスを開始

リネットジャパンと佐川急便が連携してついに全国展開



リネットジャパン株式会社と佐川急便株式会社が手を組み、使用済み小型家電の宅配便回収サービスを全国で展開することが決まりました。このサービスは、2015年3月2日から民間人を対象にスタートし、小型家電リサイクル法に基づいて正式に認定された最初の試みとなります。

背景と目的


2013年に施行された小型家電リサイクル法は、家庭で使用する電気や電池で動く製品のリサイクルを促進するもので、リネットジャパンと佐川急便は、早くも2012年にこれに向けた実証事業を始めていました。これにより得られた知見をもとに、法に沿った事業計画が認定を受けました。この新しいサービスは、全国の自治体とも連携し、市民へのリサイクル啓発を進める役割も担います。

サービスの内容


新サービスでは、インターネットを利用して申し込む方式が採用されています。利用者は、希望の回収日時を選び、佐川急便が自宅まで集荷に伺います。回収対象には400品目以上の小型家電が含まれ、特にパソコンが中心となります。また、回収料金はダンボールに収めれば何点でも880円(税抜)で、事前にダンボール箱を送付するサービスも提供されています。

さらに、利用者の安心を考慮して、データ消去ソフトも無料で提供されており、データ消去に不安がある方には、消去証明書を発行するオプションも用意されています。これにより、家電の廃棄時の不安を軽減し、より多くの方にリサイクルに参加してもらいやすくなります。

目指す回収目標


小型家電リサイクル法に掲げる目標の一環として、国が定めた「国民1人当たり年間1キロ」の回収を目指します。2025年までに宅配便による回収を活用して、1人当たり0.5キロ、全体で年間約6.5万トンを回収することを目標に掲げています。

地域との連携


既に京都市や横浜市など全国16の自治体と連携し、リサイクルの正しい手法を周知する活動が行われており、今後もさらなる連携が期待されています。春には30以上の自治体との協力を目指し、サービスを拡大する計画です。

企業の役割


リネットジャパンは、リサイクルとリユース事業を展開し、これまでの宅配買取サービスのノウハウを活かして小型家電のリサイクルを推進しています。佐川急便は、貨物輸送の分野で広く知られており、信頼性の高い物流サービスを提供しています。この2社の連携により、より安全で効率的な回収が実現することを期待しています。

この新サービスにより、家庭での小型家電の適正処理が進み、持続可能な社会の実現に寄与していくのです。

会社情報

会社名
リネットジャパングループ株式会社
住所
名古屋市中村区平池町四丁目60番12グローバルゲート26階
電話番号
052-589-2292

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