第34回林忠彦賞の受賞作品発表
2023年3月6日、山口県周南市の周南市美術博物館で、平岡英雄 周南市文化振興財団理事長によって第34回林忠彦賞の受賞作品が発表されました。今年の栄えある受賞作品は、佐々木康さんの写真集および写真展「XEPCOH ヘルソン-ミサイルの降る夜に」です。この作品は、2022年2月から本格化したロシアによるウクライナ侵攻の影響を受けた地域を舞台にしています。
「へルソン」という地名は、ロシアの侵攻によって占領されたウクライナ南部の州およびその州都を指し、佐々木さんは毎晩のように降り注ぐミサイルの中で体験した出来事を写真に収めました。彼は友人とチャットを交わしあい、やがてその友人を通じて兵士たちともつながりを持つようになります。この作品には、彼らとの交わりやその時のリアルな状況を反映した写真が収められています。
作品の内容
写真集には、日常的に降り注ぐミサイルの脅威と、それにも関わらず日常生活を送る人々の姿が映し出されています。例えば、動物園の前に突き刺さったロケット弾の写真や、独立記念日に水遊びをする子供たちのシーンなどは、戦争という非日常の中で奮闘している人々を象徴しています。これらの作品を通じて、私たちの生活のすぐ隣に戦争が存在するという現実に目を向けさせられます。
授賞式と講演会の開催
授賞式は、2024年4月25日(土)14時から16時まで、ホテルサンルート徳山ハーバースクエアにて行われ、選考委員が出席し、表彰式の他に講演会も予定されています。講演会では、林忠彦賞の受賞歴を持つ小林紀晴氏が、翻訳作品や自身の写真について講演を行います。参加は無料ですが、事前申し込みが必要ですので注意が必要です。
受賞記念写真展
また、受賞を記念した写真展が4月25日から5月10日まで、周南市美術博物館で開催される予定です。この展覧会では、作品の詳細を無料で観覧でき、常設展もあわせて楽しむことができます。特に、4月26日には、佐々木康氏とのトークショーが行われる予定で、興味のある方は予め申し込みが必要です。このように、周南市では文化と感動を共に楽しめるイベントが目白押しです。
皆さん、ぜひこの機会に足を運び、戦争の真実を映し出した佐々木康さんの作品に触れてみませんか。定員がありますので、早めの申し込みをおすすめします。お問い合わせは、周南市美術博物館まで。
詳細情報
- - 会場: 周南市美術博物館
- - 期間: 2024年4月25日~5月10日(休館日あり)
- - お問い合わせ先: 0834-22-8880