AIを使った新たな価値創造を実現するPiezo Sonicの挑戦
株式会社Piezo Sonicは、AIの判断を現実世界で実行するための先進的なモータおよびロボット技術を開発しています。2025年度「はばたく中小企業・小規模事業者300社」の海外展開部門に選ばれ、2026年5月29日に表彰を受けたことが報じられました。この制度は、日本の中小企業が優れた製品やサービスを通じて経済発展に寄与することを目的としたものです。
1. 日本発の高性能モータ「Piezo Sonic」の魅力
Piezo Sonicは、2017年に設立され、超音波モータ技術の研究と事業化を進めてきました。このモータは同サイズの電磁モータと比べ、高トルクを発揮し、高精度な位置決めや無通電での保持が可能です。医療機器や半導体製造装置など、高い精度と信頼性が求められる分野での応用が進んでいます。さらに、JAXAとの共同研究では、月面探査ロボット向けのモータ開発にも取り組んでおり、その耐久性や信頼性の向上に励んでいます。
2. AI判断を実現するための自律移動ロボット「Mighty-D4」
自律移動ロボットの「Mighty-D4」は、屋内外をシームレスに移動できるプラットフォームとして開発されています。物流や建設、警備などの分野で人手不足解消や業務の効率化が求められています。このロボットは、段差や不整地にも対応し、AIによる判断を実際の移動や作業に繋げる役割を果たすことを目指しています。
3. 海外市場への展開に向けた戦略
Piezo Sonicは、モータ、ロボット、ソフトウェアを自社で開発し、日本発の技術を携えて海外市場への挑戦を続けています。「グッドデザイン賞」や「CES Innovation Award」など、多数の賞を受賞してきた実績があります。「はばたく中小企業」に選ばれたのは、技術力だけではなく、国際的な競争力を持った日本の産業を支援する意味も含まれています。
4. AIとモータ技術の融合による未来展望
AIの進化により、情報を解析し判断する能力が高まっています。しかし、その判断を現実世界で実行するためには、モータやロボットが必要不可欠です。人間に例えれば、AIは頭脳、モータやロボットは身体の役割を果たします。Piezo Sonicでは、AIの判断を正確に実行するための基盤技術を構築しています。
代表取締役の多田興平氏は、「選定を光栄に思い、自社の技術を国内外に広めていくつもりです。AI社会の実現に向け、これからも高精度で高信頼性な技術を提供し続けます。」とコメントしています。
5. 未来を見据えた挑戦を続けるPiezo Sonic
今後、Piezo Sonicは超音波モータと自律移動ロボットを通じて、日本のものづくりの価値を世界に届けると共に、AI時代の新たな産業基盤の構築にも貢献していく所存です。その挑戦は、今後の技術革新と社会の発展に大いに寄与することでしょう。