岡山大学、日中木材利用研究の交流講演会開催
岡山大学グリーンイノベーションセンターは、12月11日(水)に木材産業と木造建築に関する講演会を開催します。講師は中国林業科学研究院のYong Zhong准教授。近年増加傾向にある日本からの木材輸出、特に中国への輸出状況と、中国における木造建築の現状について講演が行われます。
急増する木材輸出と中国市場
日本の木材輸出額は右肩上がり。その多くを中国が占めています。しかし現状では、付加価値の低い丸太が中心で、より加工度の高い製品の輸出は少ないのが実情です。
中国のカーボンニュートラル政策と木造建築
中国は2060年カーボンニュートラルを目指し、建築物の木質化・木造化を推進しています。中国政府はグリーン建築物や省エネルギー建築物に焦点を当てた政策・規範を策定。低炭素・省エネルギーに優れた木造建築物の発展を促進する動きが加速しています。2015年には「グリーン建材の生産と活用を促進するための行動方案」が発表され、木造建築物を明確に推進する姿勢を示しました。これは中国における木造建築発展の大きな転換期となりました。
講演会概要
今回の講演会では、中国における木材産業の現状と課題、そして今後の展望について、Yong Zhong准教授が詳細に解説します。中国市場への木材輸出拡大を目指す企業関係者にとって、貴重な情報収集の機会となるでしょう。
講演内容のポイント
中国における木材産業の現状と課題
中国政府の政策と木造建築の推進
今後の中国市場における木材需要予測
日本企業が中国市場で成功するための戦略
参加情報
日時: 2024年12月11日(水)13:30~15:30 (受付開始 13:00)
場所: 岡山大学津島キャンパス 環境理工棟104号室
講師: 中国林業科学研究院 Yong Zhong 准教授
参加費: 無料
申込方法: 締め切りは12月6日(金)。下記URLよりお申し込みください。
https://forms.office.com/r/JxAuyEy1gH
主催: 岡山大学グリーンイノベーションセンター
まとめ
本講演会は、日本と中国の双方が木材産業における持続可能な発展を目指す上で、非常に重要な意味を持ちます。中国市場への関心が高い企業関係者だけでなく、木材産業の未来に関心のある方々にとって、必聴の内容と言えるでしょう。積極的に参加し、日中両国の木材産業の未来について考えてみませんか?